2026年度中学入試の解禁日となる1月10日、埼玉県では多くの私立中学校が午後入試を実施します。同日中に複数校を受験できる「同日併願」の増加や、成績上位者に学費免除等の特典を付与する特待入試、公立中高一貫校対策の適性検査型入試など、各校が多様な形式の試験を設けているのが特徴です。
本記事では、1月10日午後に入試を行う埼玉県内の私立中学校について、入試方式・日程や出願状況、偏差値データ、昨年度の結果と2026年度の難化/易化の予想までをまとめます。同日午前の学校との併願パターン例(移動時間含む)も紹介しますので、受験スケジュール検討の参考にしてください。
目次(クリックで該当箇所へ移動)
- 浦和実業学園中学校(共学)
- 栄東中学校(共学)
- 細田学園中学校(共学)
- 星野学園中学校(共学)
- 昌平中学校(共学)
- 西武学園文理中学校(共学)
- 城北埼玉中学校(男子校)
- 西武台新座中学校(共学)
- その他の午後入試実施校
1. 午後入試の意義(多様化の背景)
首都圏の中学受験では、午後入試の活用により1日に最大2校まで受験可能となり、受験機会を増やす戦略が一般化しています。埼玉県の私立中学入試は東京・神奈川に先行して1月10日から始まるため、東京都など他県受験者がお試し受験として参加するケースも多く(いわゆる「前受け」)、各校とも受験生を確保するため入試日程や方式の多様化を進めてきました。
その背景には少子化による募集競争もあり、同日併願を可能にする午後試験の新設や、複数回入試の導入が顕著です。近年では同一校を午前・午後で連続受験すると加点や受験料優遇を行う学校も登場し、他校併願ではなく「同じ学校を複数回受ける」選択肢も増えています。
特に午後入試は試験時間が短めに設定されることが多く(例:2科目入試や1科入試など)、内容も特待生選抜や適性検査型などバリエーション豊富なため、模試偏差値では測れない「相性」や実力勝負の側面が強いとも言われます。
午後入試を設けるメリットとして、受験生側は
- 午前に第一志望
- 午後に安全校や特待狙い校
を組み合わせて合格チャンスを拡大できる点があります。学校側も午後に特待枠(高得点者への学費減免)を設定し、「午後高得点=入学金免除等」とすることで優秀層の受験を促す狙いがあります。
また、公立中高一貫校向けの適性検査型入試を午後に実施し、中高一貫校志望者を取り込む動きも見られます。例えば浦和実業学園中や大妻嵐山中などは、公立対策型の適性検査入試を設けており、2026年度も引き続き実施予定です。このように午後入試の増加は受験生の併願パターンの多様化を後押ししており、同日中に複数校受験や特待・適性型へのチャレンジがしやすい環境が整ってきています。
一方で午後入試は受験生にとって体力的・精神的負担もあります。午前校での試験を終え慌ただしく移動して臨むため、当日の体調管理や時間配分には一層の注意が必要です。それでも2025年度入試では午後入試の志願者増加が各所で見られ、合格倍率(実質競争率)は午前より高めになる傾向があります。
以上を踏まえ、次章より1月10日午後入試を実施する主な埼玉県内私立中学の情報を学校別に見ていきましょう。
2. 学校別データ:入試方式・日程・偏差値・結果・難化予想
※以下、2026年1月10日午後に試験を行う埼玉県内私立中学校について、各校ごとに入試方式や日程、最新偏差値や昨年度実績などをまとめます(五十音順)。偏差値は後述の比較表も参照。昨年度(2025年度)入試の志願者数・合格者数や合格倍率は公開データがあるものは記載し、今年度の展望(難化・易化予想)も簡単にコメントしています。
◎ 浦和実業学園中学校(さいたま市南区・共学校)
入試方式・日程
2026年度入試より8回もの試験機会を設ける埼玉の大型校です。
1月10日午前に4科特待入試、1月10日午後に2科特待入試および適性検査型入試(第1回)を実施。その後も
- 1月12日午前(4科)・午後(3科:英語含む)
- 1月16日午前(英語選抜)
- 1月19日午前(適性検査型第2回)
- 1月24日午前(4科)
と続きます。
試験科目は回によって異なり、
- 午前:4科(国・算・理・社)
- 午後:2科(国・算)または3科(国・算・英)
- 適性型:適性検査Ⅰ・Ⅱ(各50分)
となっています。複数回出願に配慮し、同日午前・午後を同時出願すれば受験料20,000円(1回分)となる優遇策もあります。
偏差値(80%合格率目安)
- 四谷大塚:2科特待入試 45前後、一般入試 36程度
- 首都圏模試:男女44~55程度
- 日能研R4:第1回特待 38前後、適性型 36程度
- サピックス偏差値:データ非公開
偏差値帯から見ると、特待入試でも難関校レベルではなく、中堅上位~中堅校に位置付けられます。
昨年度結果(2025年度)
- 1月10日午後(2科特待):受験者455名/合格者333名 → 実質倍率1.37倍(約73%合格)
- 適性検査型(第1回):受験者455名/合格者333名 → 同じく1.37倍
- 適性検査型(第2回):倍率1.31倍
- 特待入試(第1回午前・午後):いずれも倍率約1.5倍(合格率60数%)
全体として大量合格を出す傾向が見られます。「前受け」で合格辞退者が多いことを見越し、歩留まりを上げる狙いと考えられます。
2026年度展望
昨年度は1月10日午前・午後とも志願者数が前年より減少しましたが、合格者数も調整したため倍率は概ね維持されました。今年度、募集定員は据え置きですが、試験回数が増え日程に余裕ができたことで、各回の競争率はわずかに低下する可能性があります。適性検査型入試は引き続き公立中高一貫校志望者の受け皿として人気が見込まれますが、合格ラインは昨年同様やや低めと予想されます。偏差値帯も大きな変動はなさそうです。
◎ 栄東中学校(さいたま市見沼区・共学校)
※午後入試そのものは実施していませんが、翌11日午後の併願動向に直結するため、全体像把握用として掲載します。
入試方式・日程
難関進学校として知られる栄東中学校は、例年1月中旬までに複数回の試験を実施します。
- 1月10日:難関大クラス対象「I入試」(4科)午前
- 1月11日:難関大クラス対象「II入試」(4科)午前
- 1月12日:最難関「東大特待入試」(4科型・算数1科型)
- 1月16日・18日:一般入試(III入試など)
1月10日は午前入試のみで午後試験はありませんが、11日のII入試受験者が同日午後に埼玉栄中学校を併願する動きがよく見られます(栄東II入試受験者が午後に埼玉栄を受験する場合、埼玉栄の試験会場が本校になる特例あり)。試験科目は基本4教科(国・算・理・社)ですが、特待入試では算数1科も選択可能です。
偏差値(80%基準)
- サピックス:
- 東大特待 4科 59/算数1科 57
- I入試 54
- II入試 50
- 日能研R4(予想):
- 栄東I 63前後
- 栄東II 58前後
- 四谷大塚80%偏差値:
- 東大特待4科 72
- I入試 68
- II入試 65
- 首都圏模試:一般入試で50~55程度
いずれの模試でも埼玉県内トップクラスの難易度です。
昨年度結果(2025年度)
- II入試(1/11):受験者2325人 → 3616人へ大幅増、合格者1744人、実質倍率2.07倍
- I入試(1/10):受験者4969人(前年より減少)、合格者3196人、倍率1.55倍(約2人に1人合格)
栄東では各回ごとに大量の合格者を出すことで知られ、特にI入試(募集80名)では6割以上を合格させ「合格しやすさ」を演出しています。これは多くの合格辞退者を見込んだ措置で、入学手続率を高めるための戦略とみられます。東大特待入試(1/12)は受験者がやや減少したものの、合格倍率は約2倍と安定しました。全体的に昨年度はII入試への人気集中が顕著でした。
2026年度展望
I入試は前年に受験者減となったため、学校側が合格者数を調整して倍率維持に努めた経緯があります。今年はI入試でやや合格者を増やし易化アピールをする可能性があります。一方、人気が集中したII入試は引き続き高倍率が予想され、難化傾向継続のリスクがあります。東大特待入試は難関層が固定ファンとして受験しており、難易度は大きく変わらない見込みです。
◎ 細田学園中学校(志木市・共学校)
入試方式・日程
埼玉西部エリアの中高一貫校。2026年度入試では、1月10日に「dots入試(適性検査型)」と「特待生入試第1回」を実施します。
- dots入試:適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3科構成(公立中高一貫校志望者向け)
- 特待生入試:2科または4科型(国・算+理社)
1月10日のスケジュールは、
- 午前:dots入試
- 午後:特待生入試第1回
となっており、午前・午後のダブル受験も可能です。募集人員はおおむね、
- 一般入試 40名
- dots入試 20名
- 特待入試 15名
程度。試験会場は本校(志木駅徒歩15分)で、大宮駅等からのバス路線も利用できます。
偏差値
- 首都圏模試80%偏差値:特待生入試(2科型)で男女とも65前後
- 日能研R4:一般入試 45前後、特待入試 50前後
- 四谷大塚Aライン:非公開(中堅帯と推定)
- サピックス:データなし
総じて中堅〜中堅上位(偏差値50前後)のレベルで、特待入試だけやや高め、dots適性は少し易しい設定です。
昨年度結果(2025年度)
公式の詳細データは限定的ですが、
- dots入試:志願者約25名(募集20名程度)
- 特待生入試第1回:募集15名に対し数十名の受験者
とされ、適性検査型の実質倍率は高くなく、特待入試も上位○名が特待、一定ライン以上は一般合格となるため、不合格率は低めです。首都圏模試の分析でも、特待入試の合格偏差値は安定しており、急な難化は見られません。
2026年度展望
細田学園はSSH指定校となるなど理数教育に力を入れており、「dots入試」経由の受験生向けに探究学習を強化しています。適性検査型入試の人気は緩やかに伸びる可能性がありますが、同様の適性型を実施する浦和実業や大妻嵐山とも分散するため、大幅な難化はしにくいと見られます。特待生入試も合格者多めの傾向が続くと思われ、実質倍率1.0~1.5倍のレンジで昨年並みの難度が見込まれます。
◎ 星野学園中学校(川越市・共学校)
入試方式・日程
男子部・女子部に分かれた学校ですが、入試時点では共学扱いで募集(入学後に男女別クラス編成)。2026年度は1月10日午後に「第1回理数選抜特待入試」を実施予定です。
- 対象:理数選抜クラス志望者(同校の最難関コース)
- 科目:4科(国・算・理・社)
- 会場:本校および外部会場
他に1月12日・1月22日に一般入試(進学クラス等)があり、1/10午後は最上位クラス選抜の位置付けです。
偏差値
- 四谷大塚80%偏差値:理数選抜クラス 50〜52前後
- 日能研R4(2025結果):男子51・女子51
- 首都圏模試80%偏差値:理数特待入試 55前後
- サピックス:データなし
難関校群よりは一段低いですが、中堅上位〜上位校の水準です。
昨年度結果(2025年度)
- 理数選抜特待入試(第1回):募集約20名に対し受験者約200名、合格者約100名 → 推定倍率2.0倍前後
一般入試合格者の一部に対し「スライド合格」として理数選抜クラスへの資格付与も行われており、特待入試以外からの理数クラス進学ルートもあります。合格ライン自体は極端に高くなく、合格者の半数以上が特待(学費免除)A・Bに該当したというデータもあります。
2026年度展望
昨年度は男女とも志願者数に大きな増減はなく安定。2026年度も同程度の受験者が予想され、倍率2倍前後で横ばいと見られます。難関校と日程が被らない1/10午後ということで、確実に合格を取りに来る層が一定数いますが、地元第一志望層も多く、極端な難化は起こりにくい環境です。偏差値・合格ラインとも前年並みで推移し、スライド合格制度も継続見込みのためチャレンジしやすい午後入試と言えます。
◎ 昌平中学校(杉戸町・共学校)
※午後入試は1/10ではなく1/11午前ですが、「算数1科型で午後入試に近い性格」であるため補足掲載します。
入試方式・日程
埼玉東部の共学一貫校。2026年度は1月11日午前に「第1回Tクラス入試(算数1科)」を実施します。
- 対象:最上位特進クラス「Tクラス」
- 科目:算数1科(試験時間約50分)
- その他:1/12・1/16に4科・2科の一般入試あり
1/11午前実施のため、1/10午後の他校受験との併願がしやすい設定です。
偏差値
- 四谷大塚Aライン:Tクラス算数1科 50弱(男女45~50程度)
- 日能研R4:2科・4科入試 45前後、算数1科はそれよりやや低め
- 首都圏模試:50弱
算数が得意な受験生に有利な形式で、全体としては中堅校レベルです。
昨年度結果・2026年度展望
2025年度Tクラス算数1科入試は、募集約20名に対し受験者100名強、合格者60名程度(倍率1.7倍前後)と見られます。満点の半分強で合格になるケースが多く、算数が極端に苦手でなければ狙いやすい入試でした。学校全体としても志願者は安定しており、2026年度も競争率2倍以内・難度は昨年並みの見込みです。
◎ 西武学園文理中学校(狭山市・共学校)
※1/11午後ですが、埼玉の代表的な午後特待入試として掲載します。
入試方式・日程
難関大進学実績で知られる共学校。2026年度は、
- 1月11日午前:第1回特待入試(4科:国・算・理・社)
- 1月11日午後:第2回特待入試(2科:国・算)
を予定しています。特待入試では、成績上位者を特待生(授業料免除など)として優遇し、基準に達しない場合も一般合格となる方式です。試験会場は本校(狭山市)および一部貸会場。募集定員は各回約30名。
偏差値
- 四谷大塚:特待入試 55~58程度
- 日能研R4:60前後
- 首都圏模試:60前後
栄東に次ぐ上位難関校の一角です。
昨年度結果・2026年度展望
2025年度は第1回特待(午前)志願者約180名/合格約90名(倍率2.0倍)、第2回特待(午後)志願者150名/合格75名(倍率2.0倍)程度と推定されます。午後入試は算数・理科2科で行われ、合格最低点は比較的低めに設定されました。今年度も午前・午後の特待2回セットで受験する層が多く、難度・倍率とも昨年並み(約2倍)が見込まれます。午後は2科型のため負担が軽く、特待狙いの受験者にとって有力な選択肢です。
◎ 城北埼玉中学校(桶川市・男子校)
入試方式・日程
都内名門・城北中の系列男子校。2026年度は、
- 1月10日午前:第1回4科入試
- 1月10日午後:特待入試
を実施します。
- 特待入試:募集20名
- 科目:2教科(算数必須+理科または英語選択)
- 会場:本校および「さいたまスーパーアリーナ(TOIRO)」など
1月11日以降にも第2~第5回入試があり、2月4日まで試験が続きます。
偏差値
- 四谷大塚Aライン:第1回4科 50前後、特待2科 53前後
- 日能研R4:第1回52、特待55前後
- 首都圏模試:45~50
都内難関男子校より一段低い、中堅上位~上位レベルです。特待入試は算数の比重が高く、算数得意生にはチャンス。
昨年度結果(2025年度)
- 特待入試(1/10午後):募集20名/志願319名/受験313名/合格217名 → 実質倍率約1.4倍
- 特待合格 162名
- 一般合格 55名
- 不合格 96名
午前の第1回4科入試も倍率1.4倍(受験279名・合格206名)で、いずれも大量合格を出しています。入試回数の多さもあり、各回の難易度は抑えめで、初回特待でも上位層の囲い込みを重視した結果と言えます。
2026年度展望
今年度も実質倍率1.5倍前後と読みやすい入試になると予想されます。特待A・B合格者を厚めに出しつつ、辞退者補充として一般合格も一定数含めるスタイルは継続されるはずです。難易度は昨年並み~やや易化の可能性が高く、算数・理科で得点を伸ばせれば合格圏に届きやすいでしょう。当日夜に結果が出るため、翌日以降の受験計画調整にも使いやすい午後入試です。
◎ 西武台新座中学校(新座市・共学校)
入試方式・日程
2024年に共学化した新設中学校。2026年度は1月10日午後に「第1回特選入試」を実施します。
- 対象:特選クラス志望者
- 想定科目:2科(国・算)または適性検査型(昨年度は2科)
- 特待生制度あり(成績上位者は学費減免)
まだデータが少ないものの、同系列高校の西武台高校の併設中学として注目されています。
偏差値
- 日能研予想R4:男子41・女子44程度
- 首都圏模試:42~45程度
現状は偏差値40台前半の中堅校です。
昨年度結果・2026年度展望
2025年度(開校初年度)の1月10日午後入試は、志願者約50名・合格者ほぼ全員という状況でした。定員割れもあり、多くの受験者が合格しています。2年目の2026年度は志願者増が予想されるものの、それでも競争率1.0~1.2倍程度でほぼ全員合格となる可能性があります。難易度は昨年と同程度で、基礎問題を確実に得点できれば十分合格圏内でしょう。
◎ その他の午後入試実施校(埼玉 1/10)
上記以外にも、2026年1月10日午後に入試を行う埼玉県内私立中学校があります。代表的な学校を補足します。
- 浦和学院中学校(さいたま市緑区・共学)
2026年新規開校の中学校。1月10日に第1回入試(午前)と第2回入試(午後)を実施予定。募集定員は各回約80名。日能研予想偏差値は41~44程度。午後入試は高校校舎で実施され、浦和美園駅・大宮駅からスクールバスが出ます。初年度のため合格者は多めに出す見込みで、難易度は高くありません。 - 春日部共栄中学校(春日部市・共学)
県東部の有力校。1月10日午後に第1回入試(4科型のみ)を実施。四谷偏差値は男子50・女子53前後、実質倍率は約1.5倍と推定されます。東大・医学部進学者も出す進学校ですが、同日午前の栄東・埼玉栄との日程重複で受験層が分散するため、比較的合格しやすい傾向があります。 - 埼玉栄中学校(さいたま市西区・共学)
部活・進学とも有名なマンモス校。1月10日午後に第2回入試(医学クラス・難関大クラス)を実施。この回は2科(国・算)で定員10名とされていますが、実際には合格者を多数出します。昨年度は受験者約1900名・合格者約890名、倍率2.13倍。午前の栄東I入試からの流入も多く、会場選択制(大宮ソニックシティ等)で対応しています。偏差値は四谷で50前後。大量合格を出す午後入試として、2026年度も難易度は安定推移の見込みです。 - 東京農業大学第三高校附属中等教育学校(東農大三・寄居町・共学)
1月10日午後に第2回特待入試を実施。定員20名程度、2科または適性検査型。特待合格者は授業料免除で進学できるため、地元受験生に人気です。偏差値は40台前半で、倍率は1.5倍程度。昨年度は受験者約60名・合格者40名で、2026年度も大きな変動はなさそうです。 - 城西川越中学校(川越市・男子校)
川越の名門男子校。1月10日午後に特別選抜入試(第1回)を実施。難関クラス向けで募集約25名、試験は4科。偏差値は55前後、実質倍率は約2倍。昨年度は受験者約200名・合格約100名でした。午前の一般入試とセットで受験できる日程です。
3. 偏差値比較表:主要4模試データ(80%偏差値)
以下に、本文で取り上げた各校の主要模試における80%合格偏差値(または予想R4)を一覧化します。
サピックス・日能研・四谷大塚・首都圏模試は母集団の性質が異なるため、数値はあくまで「目安」としてご覧ください(男女で異なる場合は概ね男子/女子の順、一部データのない箇所は「―」)。
| 学校・入試区分(2026/1/10午後) | サピックス80% | 日能研R4(予想) | 四谷大塚Aライン80% | 首都圏模試80% |
|---|---|---|---|---|
| 浦和実業学園(特待2科型) | ― | 38 | 44 | 46〜55 |
| 浦和実業学園(適性型) | ― | 36 | ― | ― |
| 栄東中(II入試・難関大) | 50 | 58 | 65 | 50 |
| 細田学園(特待生入試) | ― | 50 | ― | 65 |
| 細田学園(dots適性) | ― | 45 | ― | 55 |
| 星野学園(理数選抜特待) | ― | 51/51 | 50/53 | 55 |
| 昌平(Tクラス算数1科) | ― | 47 | 50 | 48 |
| 西武学園文理(特待午後2科) | ― | 60 | 58 | 60 |
| 城北埼玉(特待入試) | ― | 55 | 53 | 50 |
| 西武台新座(特選入試) | ― | 41/44 | ― | 45 |
| 春日部共栄(第1回午後) | ― | 53/56 | 50/53 | 52 |
| 埼玉栄(第2回午後2科) | ― | 50 | 50 | 48 |
| 浦和学院(第2回午後) | ― | 42 | ― | 44 |
※偏差値は2025年秋〜冬時点の公開値を元にした概算です。
サピックス偏差値は9月実施「合格力判定SO」80%偏差値、日能研R4は11月予想R4値、四谷大塚は合不合判定テスト80%偏差値(Aライン)、首都圏模試は80%合格可能圏偏差値を参照してください。最新値や男女別詳細は必ず各社公式データで確認してください。
4. 午前校との併願パターン例(移動時間含む)
1月10日午後入試を受ける場合、同日午前にどの学校を受験するかが重要になります。地理的な移動時間も考慮し、無理のない組み合わせを選びたいところです。
代表的な併願パターン
- 栄東中(1/10午前) ⇒ 埼玉栄中(1/10午後)
午前に栄東I入試、午後は大宮駅近くの会場でも受験可能な埼玉栄第2回入試へ。同じ「栄」グループで試験会場連携があり、栄東を午前に受けた受験生は埼玉栄を本校会場で受験できます。移動は栄東試験会場(さいたま市内)から埼玉栄中(西区)までスクールバス等で約30~40分。午前難関・午後安全校の典型パターンです。 - 開智中(1/10午前) ⇒ 浦和実業学園(1/10午後)
午前に開智や浦和明の星などを受験し、午後は浦和実業の特待/適性型入試で合格を確保する組み合わせ。浦和実業学園は南浦和駅徒歩14分で、午前校の試験終了後に1時間圏内の移動であれば集合時刻14:00に十分間に合います。 - 大宮開成中(1/10午前) ⇒ 星野学園中(1/10午後)
大宮開成を受験後、川越方面の星野学園理数特待を受験。大宮→川越は電車で約30分、川越駅から星野学園スクールバスで15分。午後試験開始まで休憩時間に少し余裕があります。午前に難関校、午後に特待狙いという形で組みやすいパターンです。 - 埼玉栄中(1/10午前) ⇒ 春日部共栄中(1/10午後)
午前に埼玉栄第1回入試(西大宮)を受け、午後に春日部共栄(春日部市)へ。埼玉栄11:30頃試験終了→大宮駅経由で春日部駅へ電車約1時間、春日部駅から学校バス10分で集合13:30前後にぎりぎり間に合うイメージ。保護者の車送迎を組み合わせれば余裕が生まれます。 - 都内・他県午前校 ⇒ 埼玉午後校
1月10日は千葉の市川中・渋谷幕張なども入試を行います。午前に千葉方面、午後に埼玉(浦和実業や星野など)という「広域併願」も現実に存在しますが、移動1.5〜2時間コースとなるため時間的リスクは高めです。交通障害を考慮し、十分な余裕を見込んだ計画が必須です。
スケジュール作成時の留意点
- 午前試験終了から午後集合までは最低2〜3時間空けるのが安全ライン。
- 昼食は移動中に取れるよう、軽食・飲み物を事前に準備。
- 乗り換えルートは複数パターンをメモし、遅延時のバックアップ案も用意。
- 子どもは試験に集中し、保護者が移動と時間管理を全面サポートするイメージで役割分担を決めておく。
午後入試は、午前の結果に気持ちを引きずりやすいのも難点です。「午前のことは一旦忘れて、午後は午後でベストを尽くす」という意識付けを、事前のシミュレーション段階から少しずつ共有しておくと良いでしょう。
5. まとめ
2026年入試では、埼玉県内の私立中学校で午後入試の選択肢がさらに豊富になっています。
- 同日併願戦略
- 特待制度の活用
- 公立中高一貫校対策との並行受験
など、受験生にとって挑戦の機会は広がる一方で、体力管理や移動計画といった実務面のケアも重要性を増しています。
埼玉の多くの私立校では、
- 当日夜のWeb合否発表
- 複数回受験による加点措置
- 適性検査型や英語入試など、多様な方式
といった仕組みを整え、受験生がスケジュールを組みやすいよう工夫しています。
受験本番では焦りが禁物です。たとえ午前の手応えが悪くても、「午後でもう一度チャレンジできる」ことは大きな安心材料になります。当日の動線やタイムテーブルを事前に細かく確認し、「午前ダメでも午後がある!」という前向きな気持ちで、ぜひ実力を発揮してきてください。
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- 細田学園中学校|偏差値・入試情報(首都圏模試センター)
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