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日出学園中学校【2026年入試】偏差値・入試日程・合格基準点・学費・進学実績まとめ


目次

1.結論(要点)

  • 日出学園中学校は、幼稚園・小学校からの内部進学も多い、少人数・中高一貫の共学校です。校訓「誠・明・和」のもと、生徒一人ひとりを丁寧に見る家庭的な校風が特徴です。
  • 2026年入試は、12月の推薦入試と、1月の一般入試Ⅰ期(1/20)・Ⅱ期(1/23)の3本立て。一般は2科(国・算)または4科(国・算・理・社)選択+グループ面接です。
  • 偏差値の目安は、四谷大塚Aライン80%で43〜45、日能研R4で45前後、首都圏模試80%で推薦48/Ⅰ期53〜54/Ⅱ期56〜57と、中堅〜中堅上位帯に位置します。
  • 2025年入試の合格基準点は、一般Ⅰ期4科で第一志望180点/併願200点(300点満点)、2科で第一志望120点/併願135点(200点満点)。第一志望確約者は合格ラインが明確に優遇されます。
  • 学費は初年度納入金が約114万円。授業料は年額約32.4万円で、私立として標準的な水準です。
  • 大学実績は、国公立・早慶上智・GMARCH・医療系など幅広く、難関大現役合格も出しつつ、「面倒見の良い進学校」というポジションです。

2.基本データ

項目内容
学校名日出学園中学校・高等学校
種別私立・共学校・中高一貫(高校からの募集もあり)
所在地千葉県市川市菅野3-23-1
アクセス京成本線「菅野」駅 徒歩約5分 JR総武線「市川」駅 徒歩約15分 JR市川駅から京成バス「日出学園」下車すぐ JR松戸駅からバス「菅野六丁目」下車 徒歩約5分
設置者学校法人 日出学園(幼・小・中・高一貫)
校訓誠・明・和
規模中学は1学年およそ3クラス・各30名程度の少人数編成
公式サイト日出学園中学校 公式サイト(入試情報・学校案内・進学実績)

3.2026年入試:名称・日程・配点

3-1 入試区分と日程

区分実施日(予定)試験時間帯募集人数
推薦入試2025年12月1日(月)午前50名程度
一般入試 Ⅰ期2026年1月20日(火)午前30名程度
一般入試 Ⅱ期2026年1月23日(金)午前20名程度

※日程・募集人員は原則例年通りですが、最終的には必ず最新の「生徒募集要項」で確認してください。

3-2 試験科目・配点

区分試験科目時間配点備考
推薦入試国語・算数+作文+グループ面接国算 各30分/作文40分国語100点・算数100点・作文40点(計240点扱い/合否基準は別表)合格の場合は入学確約が条件
一般Ⅰ期(2科)国語・算数+グループ面接各50分各100点(計200点)2科専願/併願を選択可
一般Ⅰ期(4科)国語・算数・理科・社会+グループ面接国算 各50分/理社 各25分国算 各100点・理社 各50点(計300点)2科か4科を出願時に選択
一般Ⅱ期(2科)国語・算数+グループ面接各50分各100点(計200点)出題傾向はⅠ期と同様
一般Ⅱ期(4科)国語・算数・理科・社会+グループ面接国算 各50分/理社 各25分国算 各100点・理社 各50点(計300点)1〜2月入試の「押さえ」として利用されることも多い

※グループ面接は5〜6名程度での実施が一般的で、協調性・意欲・表現力などを総合的に評価します。


4.偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)

2026年入試向けの主な模試の「合格可能性80%偏差値」の目安です(年度・版によって多少のブレあり)。

入試区分四谷大塚 Aライン80日能研R4SAPIX 80%首都圏模試 80%
推薦入試(―)(―)(―)48前後
一般Ⅰ期(2科/4科)43前後45前後32前後2科:54前後/4科:53前後
一般Ⅱ期(2科/4科)45前後45前後30台中盤2科:57前後/4科:56前後

模試間のざっくりした換算イメージとしては、
「SAPIX +10 ≒ 四谷・日能研 ≒ 首都圏模試 −10」
と押さえておくと、各模試の偏差値を相互比較しやすくなります。


5.昨年度の入試結果と合格基準点(2025年入試)

5-1 募集・志願・合格者数・倍率

区分募集志願者受験者合格者実質倍率
推薦入試50名67名67名40名約1.7倍
一般Ⅰ期(2科+4科)30名205名197名83名約2.4倍
一般Ⅱ期(2科+4科)20名193名116名44名約2.6倍

※一般入試では4科型の合格者が多く、2科型は倍率・ハードルともやや高めになる傾向があります。

5-2 合格基準点(2025年度・学校公表)

一般入試は、第一志望(専願)か併願かで基準点が変わる点がポイントです。

区分受験形態満点合格基準点
推薦入試国算+作文第一志望のみ100点換算50点
一般Ⅰ期4科第一志望300点180点
一般Ⅰ期4科併願300点200点
一般Ⅰ期2科第一志望200点120点
一般Ⅰ期2科併願200点135点
一般Ⅱ期4科第一志望300点170点
一般Ⅱ期4科併願300点190点
一般Ⅱ期2科第一志望200点110点
一般Ⅱ期2科併願200点130点

第一志望(専願)と併願で合格ラインに10〜20点の差があり、特に4科型で差が大きい構造です。日出学園を本命とするご家庭は、この「第一志望優遇」を前提に戦略を組むと設計しやすくなります。


6.進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)

直近(2025年春)の大学合格実績イメージです(現役+既卒の延べ数)。

区分合格者数(目安)コメント
国公立大学約10名前後千葉大・筑波大など。年度によっては旧帝大合格者も。
東京大学0〜2名2023年度には2名合格した実績あり。
早稲田・慶應・上智20〜30名早稲田・慶應・上智・東京理科大など。
GMARCH約80〜90名明治・青学・立教・中央・法政などで合計8〜9クラス分程度。
医学部医学科・医療系20名前後医学部・薬学部・歯学部など。

「最難関だけを狙う学校」ではなく、国公立・難関私大・医療系・系列校など、多様な進路に対応する総合進学校という位置付けです。


7.学費

7-1 2026年度 初年度納入金(目安)

項目金額備考
入学金150,000円入学手続時に納入
施設整備費200,000円入学手続時に納入(併願延納制度あり)
授業料324,000円/年月額27,000円相当
教育充実費・その他約470,000円教育充実費・諸会費・行事積立など
初年度合計約1,140,000円教科書・制服・通学費は別途

千葉私立中としては標準的な水準です。3年間の学費総額(授業料・教育充実費など)はおおよそ330万円前後が目安となります。


8.校風・学びの特色

8-1 校風

  • 校訓「誠・明・和」のもと、「家庭的な雰囲気の中で、自立した人間を育てる」ことを重視。
  • 先生と生徒の距離が近く、職員室にも気軽に入って質問・相談しやすい文化。
  • 生徒の雰囲気は穏やかで、いわゆる「ガリガリ受験校」「進学工場」という印象は薄く、バランス型の進学校。
  • 6年間を通じて「自分で考え・選択し・行動する力」を育てることを目的に、委員会活動・行事・探究学習も重視。

8-2 6か年一貫カリキュラム

  • 中高一貫の強みを活かし、英語・数学は中3までに高校内容の一部を先取り。
  • 中2から英語・数学で習熟度別授業を導入し、基礎〜発展まできめ細かくフォロー。
  • 高2・高3では演習中心の授業で、国公立・難関私立の受験対策を本格的に実施。
  • 中学段階から定期テスト・小テスト・補習を通じて、「家庭学習の習慣づくり」に力を入れている。

8-3 ICT・STEAM・グローバル

  • 情報・技術分野では、プログラミングや3Dプリンタ等も活用したSTEAM的な学びを展開。
  • 英語は4技能バランスを意識し、プレゼンやディスカッションも積極的に取り入れている。
  • 修学旅行や海外研修、国際交流プログラムなどで、グローバルな視野を育む機会も用意。

9.部活動

中高一貫校として、中学生と高校生が一緒に活動するクラブも多く、縦のつながりが強いのが特徴です。

9-1 主な運動部

  • バレーボール部
  • バスケットボール部
  • 卓球部
  • ダンス部
  • 硬式テニス部
  • 軟式野球部 など

9-2 主な文化部

  • バトントワーリング部(全国大会レベルの強豪)
  • 囲碁将棋部(全国優勝経験のあるメンバーも在籍)
  • 吹奏楽部
  • 美術部・書道部
  • 演劇部・写真部
  • サイエンス系クラブ ほか

ボランティア委員会「FLYERS」では、地域のフードバンク活動などにも参加しており、
「勉強+部活+社会貢献」という3本柱で学校生活を送る生徒も多いです。


10.アクセス

出発駅ルート所要時間(目安)
京成 菅野駅徒歩約5分
JR 市川駅徒歩/バス+徒歩徒歩約15分/バス約5分+徒歩数分
JR 松戸駅バス+徒歩バス約20分+徒歩約5分

総武線沿線・京成本線沿線・常磐線沿線など、千葉〜都内東部からの通学がしやすいロケーションです。


11.併願の考え方

11-1 日出学園を第一志望にする場合

  • 12/1 推薦入試での合格をまず狙う(合格ならその時点で進路決定)。
  • 推薦不合格の場合は、1/20 一般Ⅰ期・1/23 一般Ⅱ期を「本命の再チャレンジ」と位置付ける。
  • 推薦・一般ともに「第一志望確約」で出願すると合格基準点が下がるため、専願での受験が有利。

11-2 日出学園を併願校とする場合

  • 1月校として、市川・昭和秀英・専修大松戸などの「やや上位校」と組み合わせるケースが多い。
  • 都内在住の場合、都内中堅校(国学院久我山・郁文館など)との組み合わせも現実的。
  • 一般Ⅰ期・Ⅱ期を「中堅〜中堅上位ゾーンの安全校」として押さえ、2月校で上位校にチャレンジする戦略もあり。

どこまでを「絶対に合格したい安全校」とするか、その中で日出学園の位置をどう置くか、
偏差値・基準点・校風・通学圏を総合的に見て決めていくのがポイントです。


12.対策の要点

12-1 全体方針

  • 出題は「標準〜やや難」の良問が中心。まずは基礎〜標準問題を取りこぼさないことが最重要。
  • 合格基準点はおおむね6割前後〜6割強。基礎固めができれば十分狙えるレンジです。
  • 2科・4科いずれの場合も、過去問で時間配分に慣れ、ミスを減らすトレーニングが鍵になります。

12-2 科目別のポイント

国語

  • 物語文+説明文(または論説文)の長文読解が中心。記号選択・抜き出し・短い記述がバランスよく出題。
  • 漢字・語句・慣用句などの知識問題も確実に取りたい部分。
  • 日々の読書+塾テキストの長文演習で、「設問の根拠を本文から探す」癖を付けることが重要です。

算数

  • 計算・一行問題から、割合・比・速さ・平面図形・文章題など幅広く出題。
  • 難問奇問よりも、「典型的な応用問題」をきちんと解けるかを見られる構成。
  • 大問のうち、「絶対に取るべき問題」と「時間がかかる問題」の見極め練習をしておくと、本番で崩れにくくなります。

理科・社会(4科受験)

  • 理科:生物・地学・物理・化学をバランスよく出題。基礎用語と標準的な計算問題を確実に得点。
  • 社会:地理・歴史・公民から満遍なく。資料・グラフ・地形図の読み取りに慣れておくことが重要。
  • 時事問題も散見されるため、直前期にはニュース時事用語集などで1年分をざっと確認しておくと安心です。

12-3 2科か4科か

  • 理社が極端に苦手でなければ、合格率の観点からは4科受験がおすすめ
  • 2科受験の場合は、国算それぞれ7〜8割以上を安定して取れる状態に仕上げておきたいところです。
  • いずれの場合も、「合格基準点+10〜20点」を目標に過去問でスコアを管理し、弱点単元を絞り込んで対策を行うと効率的です。

13.口コミの読み方

みんなの学校情報・インターエデュ・Googleレビューなどから、口コミ傾向を整理すると以下のような印象です。

13-1 ポジティブな傾向

  • 「先生方が熱心で、面倒見が良い」「人間性を重視した指導をしてくれる」という声が多い。
  • 「生徒の雰囲気が穏やか」「いじめの話はほとんど聞かない」「子どもが学校を気に入っている」といった校風面での高評価。
  • 「定期テストや小テストが多く、自然と勉強習慣が身に付く」という学習面への満足度。

13-2 注意して読みたいポイント

  • 「宿題が多くて大変」「先生によって指導力に差がある」といった意見も一定数存在。
  • 「自主性を重んじるため、受け身なタイプは流されてしまうことも」という指摘もあり、お子さまのタイプとの相性を要チェック。
  • 古い年度の口コミは現在のカリキュラムや体制と違う場合もあるため、投稿時期にも注意が必要です。

口コミはあくまで個人の主観です。
①公式データ(偏差値・進学実績・学費)②学校説明会や文化祭での実際の印象③複数サイトの口コミを組み合わせて、
「わが子と合う学校かどうか」を冷静に判断することをおすすめします。


14.出典・根拠リンク

※実際の運用では、各URLを貼り込んでください(ここではサイト名のみ)。

  • 日出学園中学校 公式サイト(入試情報・学費・進路実績)
  • スタディ/中学受験スタディ(学校情報・合格実績・偏差値)
  • 四谷大塚「中学受験の四谷大塚」日出学園中学校データ
  • 日能研「予想R4一覧・結果R4一覧」
  • 首都圏模試センター 偏差値一覧(日出学園)
  • 家庭教師ジャニアス・スマートレーダー等の入試分析記事
  • みんなの学校情報・インターエデュ等の口コミサイト

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