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昭和学院秀英中学校(昭和秀英)2026中学入試まとめ


目次

1.結論(要点)

  • 昭和学院秀英中学校(以下「昭和秀英」)は、千葉県幕張エリアの難関共学校で、市川・渋幕・東邦大東邦と並ぶ千葉トップクラスの進学校です。四谷大塚Aライン80偏差値は午後特別63、第1回・第2回60と、合格ラインは首都圏でも上位帯です。
    出典:Yotsuya Otsuka
  • 2025年度卒業生330名で、国公立大102名、東大・京大9名、一橋・東京科学・旧帝大を含めた難関国公立31名、早慶上智225名、GMARCH457名、医学部医学科31名という非常に厚い実績を出しています。
    出典:Study
  • 2026年度入試は「午後特別(算数・国語)」「第1回(4科)」「第2回(4科)」の3回実施。午後特別は算数比重が高く、1回・2回は4科バランス型で、いずれもかなりの高得点勝負です。
    出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校
  • 2025年度入試結果を見ると、午後特別の実質倍率約4.0倍、第1回約3.5倍、第2回約12倍と、特に第2回は高倍率・高得点入試になっています。
    出典:Yotsuya Otsuka
  • 校風は「明朗謙虚・勤勉向上」を掲げた、真面目で穏やかな生徒が多い進学校。面倒見のよさ・補講の充実に関する保護者口コミが多く、一方で「上位層に指導が偏る」とのネガティブな声もあり、口コミの読み方には注意が必要です。
    出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校/みんなの学校情報
  • 市川・渋幕ほど「超難関」ではないが、東邦と並ぶ千葉上位ゾーンで、大学実績だけ見ればかなり「コスパの良い」進学校、というポジションです。

2.基本データ

項目内容
学校種別私立・共学校・中高一貫(併設型)
所在地千葉県千葉市美浜区若葉1-2(幕張新都心の文教地区)
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校
アクセスJR京葉線「海浜幕張」徒歩約10分 JR総武線「幕張」、京成千葉線「京成幕張」徒歩約15分 出典:日本の学校
学則定員中学各学年160名(5クラス編成)
出典:Showa Gakuen
中学校生徒数男子258名・女子265名(計523名、各学年5クラス)
出典:Yotsuya Otsuka
校訓・建学の精神「明朗謙虚」「勤勉向上」を掲げ、自己実現(自分らしい生き方の確立)を教育理念の中心に据える。
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校
時間割週6日制・1コマ50分授業。平日6時間(~14:50)、土曜4時間(~12:20)。登校8:15まで、下校18:00(高校は図書館自習20:00まで可)。
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校
カリキュラム構成学内に特進クラスのような「選抜コース」は設けず、基本は一斉カリキュラム+高2から文理分けという骨太な進学校タイプです。
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校

3.2026年入試:名称・日程・配点

学校公式「2026年度中学校入学生徒募集要項」「募集概要」に基づきます。
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校

3-1 入試区分と日程

区分日程(2026年)試験時間帯募集人員
午後特別入学試験1月20日(火)14:50〜16:5030名
第1回入学試験(一般)1月22日(木)8:40〜12:40110名(帰国生入試含む)
帰国生入学試験同上(第1回内で実施)午前(教科)+面接若干名
第2回入学試験2月3日(火)8:40〜12:4020名

※2025年度と同じ構成・日程帯で、曜日のみ翌年カレンダーに応じて変動している形です。
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校

3-2 試験教科・時間・配点

区分教科・時間配点満点
午後特別算数 60分 / 国語 40分算数120点・国語60点180点
第1回(一般)国語・算数 各50分 / 社会・理科 各40分国語100・算数100・社50・理50300点
帰国生国語・算数・英語 各50分+面接各100点+面接300点+面接
第2回第1回と同一同上300点

午後特別は算数比重が2/3と非常に高く、「算数で決める入試」。第1回・第2回は典型的な4科バランス型です。
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校


4.偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)

4-1 主な模試の最新目安(2026入試向け・80%ライン中心)

2025年春〜秋時点の公開データ・記事から整理した「目安」です。年度・テスト回により変動する点は前提としてご覧ください。

模試区分偏差値(目安)出典・条件
SAPIX(男子)午後特別572026中学受験 男子 2025年4月サピックスオープン80%
出典:リセマム
SAPIX(男子)第1回51同上
SAPIX(女子)第1回512026女子 2025年4月サピックスオープン80%
出典:リセマム
日能研R4(男女)午後特別622025年 予想R4一覧(千葉・茨城共学校)
出典:Nichinoken
日能研R4(男女)第1回61同上
日能研R4(男女)第2回59同上
四谷大塚Aライン80午後特別632025年第2回合不合判定テスト
出典:Yotsuya Otsuka
四谷大塚Aライン80第1回60同上
四谷大塚Aライン80第2回60同上
首都圏模試本校(共通)男子72~73/女子72~74首都圏模試センター学校データベース
出典:syutoken-mosi.co.jp

※他サイト(例:私学情報サイト)では「SAPIX偏差値53、総合偏差値56前後」とする整理もあり、難度イメージとしては「SAPIX50台前半・日能研R4 60前後・四谷Aライン60前後・首都圏模試70台前半」のゾーンと考えると把握しやすいです。
出典:Chu Shigaku

4-2 千葉上位校との相対位置

市川:日能研R4 65前後、首都模試74前後

昭和秀英:日能研R4 60〜62、首都模試71前後

という整理をする記事が多く、市川より偏差値で2〜3ポイント低いが、十分に「千葉トップレベル」の一角という位置付けです。
出典:Educational Consulting


5.昨年度(2025年度)の入試結果と合格基準点

四谷大塚・市進学院資料などをベースに、2025年度一般入試の結果を整理します。
出典:Yotsuya Otsuka/Ikushin

5-1 2025年度入試結果(概略)

区分募集受験者数(目安)合格者数実質倍率合格最低点
午後特別30約766名191名約4.0倍132点/200点
第1回110約1,291名365名約3.5倍191点/300点
第2回20約289名24名約12倍212点/300点

※男女別データでは、第2回の倍率は女子側が特に高く、かなりの狭き門になっています。
出典:Yotsuya Otsuka

5-2 合格最低点から見る難度感

  • 午後特別:132/200 ≒ 66%
  • 第1回:191/300 ≒ 63.7%
  • 第2回:212/300 ≒ 70.7%

第1回までは「6割強で安全圏」の印象ですが、第2回は7割超えが最低ラインで、実質「上位層の押さえ+チャレンジ層の特攻」がぶつかるハイレベル入試です。


6.進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)

6-1 2025年度大学合格実績サマリー

中学受験スタディの集計(併設高校の実績)によると、2025年度卒業生330名に対し、以下の実績です。
出典:Study

区分合格者数
東京大学+京都大学9
一橋・東京科学・旧帝大31
国公立大学(大学校等含む)102
早稲田・慶應・上智225
GMARCH457
医学部医学科(国公私立計)31

※国公立+難関私大+医学部で実質「ほぼ全員どこかの難関校に現役進学」というレベルです。BSテレ東の密着番組でも「現役進学率約8割」と紹介されています。
出典:テレ東・BSテレ東

6-2 特徴

  • 東京大学だけで毎年6〜8名程度、一橋・東工大(現・東京科学大)・旧帝も含めると「難関国公立」へのパイプはかなり太い。
    出典:Study
  • 早慶上智・MARCHクラスは合計700名超と圧倒的で、私大難関志向のご家庭には非常に安心感のある数字。
  • 医学部志向にも一定の実績(医学部医学科31名)を持つが、「医学部専門校」ほどの偏りはなく、文理バランス型の進学校と見るのが妥当です。
    出典:Study

7.学費

JS日本の学校、日能研、募集要項から2026年度目安を整理します。
出典:日本の学校/Nichinoken

7-1 2026年度 初年度納入金(参考)

項目入学手続時1年次在学中初年度計
入学金150,000円150,000円
授業料630,000円630,000円
施設費150,000円168,000円318,000円
その他42,000円42,000円
合計300,000円840,000円1,140,000円

2025年度募集要項では、学費(月額)52,500円(授業料35,000円・施設費14,000円・教育諸費3,500円)とあり、大きな構造変更はありません。
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校

修学旅行等の積立、教材費、模試費用などは別途必要です。

千葉の私立中としては「標準〜やや高め」レンジですが、実績を踏まえると費用対効果は高い部類と言えます。
出典:Chu Shigaku


8.校風・学びの特色

8-1 教育方針

  • 校訓「明朗謙虚・勤勉向上」のもと、「明朗で勤勉、他者への敬意を忘れない人間づくり」と「自己実現(自分らしい生き方の探究)」を掲げる。
    出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校
  • 思考力・判断力・表現力を重視し、6年一貫での系統的カリキュラム、探究・プレゼン、グローバルプログラム、ICT活用等を積極的に導入。
    出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校

8-2 学習環境

  • 週6日制・1日6時間授業+補講・講習・朝テストなど、かなり手厚い学習時間。
    出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校
  • 口コミでは「小テスト・再テスト・補講・季節講習ですべて学年の先生が見てくれる」「面倒見がよい」という評価が多数。
    出典:みんなの学校情報
  • 一方で「面倒見の良さは上位層中心」「自走できないと辛い」といった否定的な口コミもあり、子どものタイプとの相性を見極めたいところです。
    出典:みんなの学校情報

全体としては「真面目でコツコツ型に合う、骨太な進学校」という印象です。


9.部活動

学校公式・情報サイト・口コミからの整理です。
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校/Study

9-1 運動系(中学)

サッカー、卓球、チアダンス、軟式野球、バスケットボール、バレーボール、陸上 など

9-2 文化系

吹奏楽、合唱、科学、演劇、写真・美術、文芸、クイズ研究、模擬国連 など

部活参加率は約9割とされ、「勉強一辺倒ではなく、部活も文化祭も盛り上がる」という口コミが多い一方、「全国大会レベルを目指すガチ勢には物足りないかも」との意見もあります。
出典:みんなの学校情報

勉強と両立しつつ「そこそこ本気」の活動をしたい層に向いた部活動ラインナップです。


10.アクセス

  • JR京葉線「海浜幕張」徒歩10分
  • JR総武線「幕張」徒歩15分
  • 京成千葉線「京成幕張」徒歩15分

幕張新都心の文教エリアに位置し、駅からの道も広く、人通りもあるため、口コミでも治安・アクセス評価は高めです。
出典:日本の学校/みんなの学校情報


11.併願の考え方

11-1 千葉入試内での位置づけ

上位校:渋幕、市川、東邦大東邦

準トップ〜上位:昭和秀英、芝浦工大柏、専修大松戸 など

日能研R4・首都模試の比較から、市川より一段下・芝工柏よりやや上というレンジ感です。
出典:Nichinoken/Educational Consulting

11-2 典型的な併願パターン(目安)

渋幕・市川第一志望層

栄東A日程 → 市川1回 → 渋幕1次 → (昭和秀英午後特) → 昭和秀英1回/2回

東邦大東邦志望層

栄東A難関 → 東邦推 → 東邦前期 → (昭和秀英午後特・1回) などで相互併願
出典:アメーバブログ(アメブロ)

午後特別は1月20日午後で、市川1回(午前)の直後に受験できるため、「市川→昭和秀英午後特」のセットが定番です。1回は渋幕1次と同日(1/22)で、渋幕チャレンジ+昭和秀英実質本命という組み方も多いです。
出典:note(ノート)


12.対策の要点

12-1 午後特別(算数+国語)

算数120点・国語60点の2科。合格最低点132/200と、算数6〜7割+国語6割程度が目安。
出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校/Yotsuya Otsuka

2025入試以降、国語配点が80→60に変更され、算数重視が一層明確になっています。

対策:

  • サピ・四谷で「中堅〜難関」レベルの典型題を取りこぼさない安定感
  • 比・速さ・平面・立体図形など標準~やや難レベルを確実に
  • 過去問演習+近年の出題傾向(やや素直だが計算・処理量多め)への慣れ

12-2 第1回・第2回(4科)

合格最低点:第1回191/300(約64%)、第2回212/300(約71%)。第2回はかなりの高得点勝負。
出典:Yotsuya Otsuka

  • 4科のバランスが重要ですが、算数・国語で6.5〜7割を取りつつ、社理で6割以上を確保できるかがキー。
  • 社会は資料・グラフ、理科は実験考察系も出るため、「演習量+読解力」が必要です。

12-3 総合的な対策戦略

偏差値帯からすると「日能研R4=60台前半、四谷Aライン60前後」なので、首都圏難関校の標準的レベルに対応できていれば十分戦えるレンジ。
出典:Nichinoken/Yotsuya Otsuka

ただし第2回は「2月受験校の滑り止めを確保したうえでのチャレンジ勢」も混じるため、過去問で7割安定してから出願判断をした方が安全です。


13.口コミの読み方

みんなの中学情報などの口コミを全体傾向で整理します。
出典:みんなの学校情報

13-1 ポジティブな傾向(多数派)

学習環境:

  • 小テスト・再テスト・補講・季節講習が充実し、面倒見が良い
  • 真面目に取り組めば、授業についていくだけで難関大を狙える、という声

校風:

  • 穏やかで優しい生徒が多く、いじめの話はほとんど聞かない
  • 校則は「厳しすぎず、緩すぎず」で、生徒会との対話で改善もされる

学校生活:

  • 行事や文化祭も盛り上がり、勉強・部活・行事をバランスよく楽しめる

13-2 ネガティブな声(少数だが要注意)

  • 「面倒見が良いのは上位層中心」「パンフレットほどではない」といった批判的な口コミ
  • 教員・クラス編成との相性が悪く、「後悔している」といった強い表現の投稿も存在

口コミは「投稿者の主観」に大きく依存します。

  • 偏差値・実績という客観データ
  • 学校説明会・文化祭での印象
  • 複数サイトの口コミ(みんなの中学情報、インターエデュ等)

を組み合わせ、「自分の子のタイプと合うか」という観点で読むのが実務的です。
出典:みんなの学校情報


14.出典・根拠リンク

主な参照ソースは以下のとおりです(URLは検索で確認してください)。

  • 昭和学院秀英中学校「2026年度中学校入学生徒募集要項」「生徒募集概要」「2025年度募集要項」
    出典:昭和学院 秀英中学校・高等学校
  • 中学受験スタディ「昭和学院秀英中学校・大学合格実績・基本情報」
    出典:Study
  • 四谷大塚「昭和学院秀英中学校 入試情報・Aライン偏差値」
    出典:Yotsuya Otsuka
  • 日能研「倍率速報・結果R4一覧」
    出典:Nichinoken
  • SAPIX偏差値一覧(ReseMom掲載)
    出典:リセマム
  • 首都圏模試センター学校データベース
    出典:syutoken-mosi.co.jp
  • JS日本の学校・みんなの中学情報・中学受験ナビ等の学校情報・学費・口コミ
    出典:Katekyo/日本の学校/みんなの学校情報
  • その他:千葉私立中の学費ランキング記事、BSテレ東「THE名門校」番組記事、塾・教育サイトの比較・分析記事 など。
    出典:note(ノート)/テレ東・BSテレ東/Chu Shigaku

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