目次
- 結論(要点)
- 基本データ
- 2026年入試:名称・日程・配点
- 偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)
- 昨年度の入試結果と合格基準点
- 進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)
- 学費
- 校風・学びの特色
- 部活動
- アクセス
- 併願の考え方
- 対策の要点
- 口コミの読み方
- 出典・根拠リンク
- 関連記事(中学受験カテゴリ・同偏差値帯)
結論(要点)
ポイント1「共学校×男女別学」という独自設計(同一キャンパスで、HRや授業は男女別学)。規律と学習習慣を重視しつつ、部活動も強い“文武両道”校として人気が安定しています。
ポイント22026年度入試は一般・CC(午前)2回+ST(午後・午前)3回+帰国生の構成。特にST第2回・第3回は高倍率になりやすく、2月後半の“追い上げ枠”としても使われます。
ポイント32025年度(昨年度)入試では、ST第3回の実質倍率が男子7.7倍/女子6.3倍。一般・CCも合格最低点が高めで、「取り切る型」の完成度が合否を分けます。
ポイント4大学実績は(令和7年度=2025春相当の集計)で東大3、東京科学大5、一橋5、国公立合計82、GMARCH合計405など上位校帯。難関私大・理系にも厚みがあります。
基本データ
| 学校名 | 國學院大學久我山中学校・高等学校 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都杉並区久我山1-9-1 |
| 設置形態 | 私立/中高一貫(高校募集あり)/同一校内で男女別学 |
| 創立 | 1944年(昭和19年)創立、1952年に國學院大學との合併成立(建学理念を共有) |
| 教育理念(抜粋) | 「学園三箴」+「実践目標(規律・感謝・努力)」を基軸に、生活指導と学習指導を両輪で運用 |
| 募集区分(中学) | 男子:一般/ST 女子:CC/ST 帰国生入試 |
| 最寄り駅 | 京王井の頭線「久我山」駅(南口)徒歩約12分 |
2026年入試:名称・日程・配点
2026年度入試(2026年4月入学)は、一般・CC(午前)2回、ST(午後/午前)3回、帰国生1回が基本線です。出願・合格発表・手続の期限は変更があり得るため、最終確認は必ず学校公式で行ってください。
| 区分 | 回 | 日程 | 募集人数(目安) | 教科・配点 | 試験時間 | 面接 | 受験料 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一般・CC | 第1回(午前) | 2/1 | 男子一般45名/女子CC30名 | 国100・算100・社50・理50(計300) | 国50分・算50分・社40分・理40分 | なし | 22,000円 |
| 一般・CC | 第2回(午前) | 2/2 | 男子一般75名/女子CC40名 | 国100・算100・社50・理50(計300) | 国50分・算50分・社40分・理40分 | なし | 22,000円 |
| ST | 第1回(午後) | 2/1 | 男子40名/女子20名 | 算150・国100(計250) | 算60分・国50分 | なし | 22,000円 |
| ST | 第2回(午後) | 2/3 | 男子25名/女子20名 | 算150・国100(計250) | 算60分・国50分 | なし | 22,000円 |
| ST | 第3回(午前) | 2/5 | 男子15名/女子10名 | 国100・算100・社50・理50(計300) | 国50分・算50分・社40分・理40分 | なし | 22,000円 |
| 帰国生 | 帰国生入試(午前) | 1/11 | 若干名 | 国+算(計200)または算+英(計200) | 各50分 | 受験生・保護者別(要確認) | 22,000円 |
※STは「2科で高得点を要求」されやすく、午後入試で受験者層が厚くなる点が実務上のポイントです。
偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)
ここでは、主要4模試の80%目安を同一表で掲載している外部一覧から、國學院久我山のデータを日程(回)別に整理します。模試・時期でブレが出るため、最終的には志望校判定と併用してください。
男子(一般/ST)
| 回 | 日程 | SAPIX 80% | 日能研R4 80% | 四谷Aライン 80% | 首都圏模試 80% |
|---|---|---|---|---|---|
| 一般 第1回(午前) | 2/1 | 42 | 51 | 50 | 64 |
| 一般 第2回(午前) | 2/2 | 43 | 50 | 52 | 65 |
| ST 第1回(午後) | 2/1 | 46 | 59 | 58 | 69 |
| ST 第2回(午後) | 2/3 | 47 | 57 | 58 | 70 |
| ST 第3回(午前) | 2/5 | 43 | 55 | 55 | 66 |
女子(CC/ST)
| 回 | 日程 | SAPIX 80% | 日能研R4 80% | 四谷Aライン 80% | 首都圏模試 80% |
|---|---|---|---|---|---|
| CC 第1回(午前) | 2/1 | — | 49 | 49 | 62 |
| CC 第2回(午前) | 2/2 | 38 | 49 | 49 | 63 |
| ST 第1回(午後) | 2/1 | 45 | 58 | 57 | 68 |
| ST 第2回(午後) | 2/3 | 43 | 57 | 57 | 69 |
| ST 第3回(午前) | 2/5 | 40 | 53 | 52 | 66 |
※SAPIXは区分によって公表値が欠けることがあります(上表の「—」)。出典:海外赴任ガイド「中学受験2026|東京の中学校偏差値ランキング|サピ・日能研・四谷・首都模試」
昨年度の入試結果と合格基準点(2025年度)
① 志願者・受験者・合格者・実質倍率(2025年度)
| 区分 | 回 | 男子 | 女子 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 志願 | 受験 | 合格 | 実質倍率 | 志願 | 受験 | 合格 | 実質倍率 | ||
| 一般・CC | 第1回(2/1午前) | 189 | 174 | 51 | 3.4 | 71 | 69 | 32 | 2.2 |
| 一般・CC | 第2回(2/2午前) | 450 | 280 | 97 | 2.9 | 259 | 159 | 73 | 2.2 |
| ST | 第1回(2/1午後) | 480 | 455 | 141 | 3.2 | 192 | 187 | 51 | 3.7 |
| ST | 第2回(2/3午後) | 346 | 282 | 50 | 5.6 | 163 | 142 | 24 | 5.9 |
| ST | 第3回(2/5午前) | 214 | 178 | 23 | 7.7 | 89 | 75 | 12 | 6.3 |
※繰上げ合格は「なし」公表。出典:学校公式「中学校入試データ」
② 合格最低点(=合格基準点)・平均点(2025年度)
特に見ておきたいのは「合格最低点」と「受験者平均との差」。最低点が高い=失点しにくい層が多いという意味で、STは顕著です。
| 区分 | 回 | 男子 | 女子 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 受験平均 | 最高 | 合格最低点 | 受験平均 | 最高 | 合格最低点 | ||
| 一般・CC(300点) | 第1回 | 176.8 | 242 | 196 | 178.1 | 247 | 186 |
| 一般・CC(300点) | 第2回 | 188.5 | 267 | 201 | 188.9 | 266 | 192 |
| ST(250点) | 第1回 | 173.4 | 216 | 156 | 169.3 | 196 | 155 |
| ST(250点) | 第2回 | 174.3 | 198 | 162 | 170.8 | 188 | 162 |
| ST(300点) | 第3回 | 207.4 | 223 | 198 | 206.8 | 246 | 190 |
出典:学校公式「中学校入試データ」。
進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)
学校公式が公表している「難関大学合格実績」(令和7年4月1日現在)をベースに、主要区分で整理します。数値はすべて延べ(重複合格を含む)です。
| 区分 | 合格者数(延べ) | コメント |
|---|---|---|
| 東京大学 | 3(現役1) | 最難関国立への導線があり、理系・文系ともに上位層が一定数います。 |
| 東京科学大学(旧東工大等) | 5(現役4) | 理系志向の強さが数字に表れやすいゾーン。 |
| 一橋大学 | 5(現役3) | 国立文系最上位も射程に入るレンジ。 |
| 京都大学 | 1(現役1) | 首都圏校としては希少な京大合格者も継続的に出ています。 |
| 国公立合計 | 82(現役67) | 旧帝大「他」も含む国公立の厚みがあるのが強み。 |
| 早稲田・慶應・上智・東京理科大 | 241(現役195) | 早慶上理の“層の厚さ”が、併願戦略上の安心材料になりやすいです。 |
| GMARCH | 405(現役360) | 明治・青学・立教・中央・法政・学習院の合計。 |
| 医学部医学科(参考) | 国公立5/私立19(いずれも参考値) | 学校公式が医学部を単独集計していない年があるため、外部資料の集計を参考として記載。 |
出典:学校公式「大学合格実績」。医学部は外部資料(SAPIX系資料PDF)を参考。
学費
初年度納入金(目安)は次のとおりです。制服・指定品・宿泊行事・通学費・塾費用等は別途かかります。
| 項目 | 金額(年額・目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 280,000円 | 入学手続時 |
| 授業料 | 480,000円 | 年額(分納あり) |
| 施設維持費 | 132,000円 | 年額 |
| その他(諸経費等) | 226,000円(目安) | 教育充実費・実験費・会費等を含む扱いの年が多い |
| 初年度合計(目安) | 1,118,000円 | 外部公開情報ベースの目安 |
出典:中学受験スタディ/SAPIX系資料PDF(年度により内訳が変動し得ます)。
校風・学びの特色
① 規律・感謝・努力を「仕組み」で回す学校
学校公式は、建学の理念として「学園三箴」と実践目標(規律・感謝・努力)を掲げています。生活の基本(挨拶・時間・身だしなみ)を徹底し、学習指導に接続するのが久我山の特徴です。
② 同一キャンパスで男女別学(男子部・女子部)
久我山は「共学校」ですが、ホームルーム・授業は男女別学を基本とし、男子部・女子部それぞれの指導方針で運用しています。思春期の学習・生活指導のしやすさを重視するご家庭には相性が良い設計です。
③ 進路:難関大と付属推薦(優先入学制度)の両にらみ
國學院大學への「優先入学制度」がありつつ、実績上は国公立・早慶上理・GMARCHまで広く進学しています。「上位大チャレンジ+セーフティネット」を設計できるのが強みです。
部活動
部活動は運動部が特に強く、学校として“文武両道”色が濃いです。中学の運動部は、公式サイト上でも詳細が公開されています(活動日・部員数など)。
| 運動部(例) | 文化部(例) |
|---|---|
| 陸上/ラグビー(男子)/剣道/サッカー(男子)/バスケ(男女)/柔道/弓道/硬式テニス(男女)/バレー(女子)/卓球(男子)/バドミントン(女子)/ダンス(女子) など | 吹奏楽/箏曲/合唱/自然科学/美術/写真/茶道/華道/書道/演劇/将棋/鉄道研究/パソコン/アニメ など |
※最新の部活動・活動状況は学校公式「部活動」ページで確認してください。
アクセス
| 最寄り駅 | 京王井の頭線「久我山」駅(南口)徒歩約12分 |
|---|---|
| バス通学 | 「千歳烏山」駅からバスで「国学院前」下車(すぐ)など、複数ルートあり |
| 立地 | 杉並区の住宅街エリア。駅徒歩圏+バス併用で通学範囲が広がるタイプです。 |
併願の考え方
久我山の併願設計は、「STで勝負するか/一般・CCで堅実に取るか」で最適解が変わります。典型例を示します(学校・日程は志望校に合わせて調整)。
① ST志望(午後入試を軸に組む)
- 2/1 午前:本命校または同等校(午前) → 2/1 午後:久我山ST第1回
- 2/2 午前:別校(午前) or 久我山一般・CC第2回(安全策)
- 2/3 午後:久我山ST第2回(再チャレンジ枠)
- 2/5 午前:久我山ST第3回(4科、難度と倍率が上がりやすい)
② 一般・CC志望(午前2回を“取りに行く”)
- 2/1 午前:久我山一般・CC第1回(まず1校確保)
- 2/2 午前:久我山一般・CC第2回(上積み・安全策)
- 午後入試を別校で入れてリスク分散(2/1午後・2/2午後の学校など)
ポイント:STは2科で高得点が要求されやすく、偏差値より「取り切り力(算数の安定)」が合否に直結しやすい設計です。
対策の要点
国語:記述で落とさない(STは短時間勝負)
- 一般・CCは4科で総合点勝負。国語で大崩れしない設計が重要。
- ST(2科)は国語の失点が致命傷になりやすいので、設問処理速度と記述の型を固める。
算数:久我山の最重要科目(STは配点150)
- STは算数150点。算数での差がそのまま合否差になります。
- 頻出単元(図形・比・速さ・場合の数)を「標準~やや難」で落とさない訓練が有効。
理科・社会:ST第3回(4科)対策を“別枠”で
- ST第1回・第2回は2科ですが、ST第3回は4科。理社を切ると不利になりやすい。
- 市販の過去問にST第3回が収録されない年があるため、入手経路(学校公開・配布)を早めに確認。
過去問演習の目安
- 一般・CC:直近7〜10年(4科)を回し、合格最低点+10〜20点を安定目標に。
- ST:直近の2科回(第1・第2)で「算数を崩さない」ことを最優先に。
口コミの読み方
口コミは情報の粒度がバラつくため、「いつの投稿か」「入試区分(一般/CC/ST)」「本人の適性」で切り分けて読むのが実務的です。
よく見られるポジティブ傾向
- 学習面のサポートが厚い、課題が多く結果的に学力が伸びる。
- 文武両道で、部活も行事も本気。
- 生活指導(挨拶・時間・身だしなみ)が明確で安心、という評価。
注意して読むポイント(ミスマッチの典型)
- 規律・課題・部活の負荷が合わないと「想像より大変」と感じやすい。
- STは競争環境が濃く、得意科目の偏りがあるとしんどくなるケースがある。
- “厳しい”が長所にも短所にもなるため、説明会で生活面の運用を必ず確認。
出典・根拠リンク
- 國學院大學久我山中学高等学校 公式サイト
- 学校公式:中学校入試データ(志願者数・倍率・合格最低点など)
- 学校公式:大学合格実績(難関大学合格実績)
- 学校公式:学校概要(教育理念・学園三箴など)
- 学校公式:部活動
- 学校公式:交通アクセス
- 海外赴任ガイド:中学受験2026|東京の中学校偏差値ランキング(4模試比較)
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