結論(要点)
ポイント1都内(墨田区・両国エリア)で「駅近×複数路線」の通学動線が強い共学校。複数回受験(2/1〜2/3、午前・午後あり)でチャンスを積み上げやすいのが最大の実務メリットです。
ポイント2入試方式は「適性検査型(45分×3・各100点)」と「4科型(国算50分100点/理社30分50点)」の併用で、志望家庭の学習設計に合わせて選択・併用しやすい設計です。
ポイント32025年度入試は、方式・回によって実倍率や合格最低点が大きく動きます。特に後半回は倍率が上がりやすいため、「第1志望の併願」でも「確実に合格を確保する抑え」でも、どの回で勝負するかの設計が合否に直結します。
ポイント4学費は月額(学費+オンライン英会話等)で概算が把握でき、旅行積立(探究活動)やiPad購入など“別枠コスト”も要項に明示されています。費用の見通しを立てやすい点は保護者にとって重要です。
基本データ
| 学校名 | 安田学園中学校・高等学校 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都墨田区横網2-2-25 |
| 設置形態 | 私立・共学校・中高一貫 |
| 募集人数 | 中1:男女240名(要項記載) |
| 入試の特徴 | 複数回受験(2/1〜2/3)+「適性検査型/4科型」併用 |
| 問い合わせ | TEL:03-3624-2666(代表)/メール:nyushi@yasuda.ed.jp |
※住所・募集人数・連絡先は学校要項に基づきます。
2026年入試:名称・日程・配点
2026年度入試(2026年4月入学)は、2/1〜2/3に「午前・午後」を含む5回設定。第1回と第4回は、同一回の中で「適性検査型」または「4科型」を選択できます。
| 回 | 試験日 | 区分 | 開場 | 着席完了 | 方式 | 配点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2/1(日)午前 | 午前 | 7:50 | 8:20 | 適性検査型 or 4科型 | 300点 |
| 第2回 | 2/1(日)午後 | 午後 | 13:50 | 14:20 | 4科型 | 300点 |
| 第3回 | 2/2(月)午前 | 午前 | 7:50 | 8:20 | 4科型 | 300点 |
| 第4回 | 2/2(月)午後 | 午後 | 13:50 | 14:20 | 適性検査型 or 4科型 | 300点 |
| 第5回 | 2/3(火)午前 | 午前 | 7:50 | 8:20 | 4科型 | 300点 |
方式別の配点・時間
| 方式 | 科目 | 時間 | 配点 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 適性検査型 | 適性Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 各45分 | 各100点 | 300点 |
| 4科型 | 国語・算数 | 各50分 | 各100点 | 300点 |
| 4科型 | 理科・社会 | 各30分 | 各50点 |
出願・受験料・合格発表・手続(要点)
- 出願:Web(1/10 10:00〜各試験前日10:00締切)
- 受験料:20,000円(複数回出願は30,000円)
- 合格発表:Web(適性検査型=当日22:30〜翌10:00/4科型=当日22:00〜翌10:00)
- 入学手続:合格発表日〜2026/2/10(火)13:00締切
※詳細(追加出願・緊急時対応等)は募集要項を確認してください。
偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)
複数模試の80%基準偏差値は「日能研R4:52〜55」「四谷Aライン:53〜55」「首都圏模試:63〜66」帯が中心。SAPIXは回によって未掲載(—)の回があります。
| 区分 | 日程 | SAPIX 80% | 日能研 R4(80%) | 四谷大塚 Aライン80% | 首都圏模試 80% |
|---|---|---|---|---|---|
| 先進① | 2/1 | 37 | 52 | 53 | 63 |
| 先進②(午後) | 2/1 | 39 | 53 | 55 | 64 |
| 先進③ | 2/2 | — | 53 | 53 | 65 |
| 先進④(午後) | 2/2 | 41 | 55 | 54 | 66 |
| 先進(5回) | 2/3 | — | 54 | 54 | 65 |
出典:中学受験 2026 偏差値「東京の中学校偏差値ランキング(サピックス・日能研・四谷大塚・首都圏模試)」掲載値より作表。
昨年度の入試結果と合格基準点(2025年度)
学校公表の入試結果(2025年度)を、方式別に整理します。なお、学校公表は「先進①〜⑤」のうち一部回で方式が分岐(適性/4科)するため、表も方式別に分けています。
| 区分(学校公表の並び準拠) | 方式 | 応募者 | 受験者 | 合格者 | 実倍率 | 合格最低点(/300) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 先進① | 適性 | 526 | 522 | 209 | 2.5 | 197 |
| 先進① | 4科 | 337 | 256 | 101 | 2.5 | 173 |
| 先進②(午後) | 4科 | 518 | 450 | 218 | 2.1 | 160 |
| 先進④(午後) | 適性 | 390 | 292 | 79 | 3.7 | 188 |
| 先進④(午後) | 4科 | 431 | 200 | 45 | 4.4 | 185 |
| 先進③ | 4科 | 460 | 159 | 19 | 8.4 | 203 |
| 先進⑤ | 4科 | 374 | 107 | 17 | 6.3 | 190 |
出典:学校公式「2025年度 入試結果(中学)」より。
読み取りの要点(実務)
- 回×方式で難度が変動 合格最低点は160〜203と幅が大きい(=方式と回の選択が戦略要素)。
- 後半回は倍率が上がりやすい 特に倍率が高い枠もあるため、併願設計は「早期に合格確保」か「後半で上振れ狙い」かを明確に。
進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)
安田学園は学校公式で大学合格実績(過去複数年)を公開しています。この記事では“見方”を整理し、数値の最終確認は公式ページで行う運用を推奨します(毎年更新されるため)。
| 区分 | 保護者が見るべき観点 | チェック方法 |
|---|---|---|
| 東大 | 単年のブレより「5年スパンで継続しているか」 | 公式「大学入試合格実績」の年度別欄で確認 |
| 医学部医学科 | 国公立/私立の内訳、現役比率、重複(延べ) | 医学部・医療系の掲載行を確認(“延べ”注意) |
| 国公立大学 | 難関国立(旧帝大・一橋・科学大等)+地方国公立の厚み | 国公立の合計欄+主要大の行を確認 |
| 早慶上智 | 「早慶の厚み」か「上智含めた幅」か、志望との整合 | 早稲田/慶應/上智の行を年次で確認 |
| GMARCH | “堅実な出口”の厚み(推薦・一般の比率も気にする) | GMARCH主要校の行+合計欄があれば併用 |
※実績は年度・集計方法(延べ人数)で見え方が変わります。最終判断は学校公式の最新公開値で行ってください。
学費
要項記載の月額学費と、入学時納入(入学金等)を整理します。
入学時
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 250,000円 | 手続時に納入 |
| 入学準備費用 | 150,000円 | 手続時に納入 |
出典:募集要項(学費等・入学手続)より。
月額(中学)
| 内訳 | 月額 |
|---|---|
| 授業料 | 41,000円 |
| 施設維持費 | 9,000円 |
| 教育充実費 | 8,000円 |
| PTA会費 | 1,300円 |
| 生徒会会費 | 1,000円 |
| 旅行積立金 | 15,000円 |
| 小計 | 75,300円 |
| オンライン英会話(実績) | 2,384円 |
| 合計(目安) | 77,684円/月 |
※オンライン英会話等は年度で変動の可能性あり。要項では中学の月額学費目安として77,684円/月が示されています。
費用面の注意点(保護者向け)
- 旅行積立金は「磯探究・野外探究(森林)・地域探究」等に充当(中3夏期のニュージーランド短期留学は別枠で予定額の記載あり)。
- 1期目(4月)に互助会費・学年費・iPad購入費用等が発生(iPad購入費用の実績例が要項に記載)。
校風・学びの特色
「方式選択ができる」=入学者の学力レンジが広い
適性検査型と4科型が併存する入試は、受験段階での学習アプローチが異なる層が同じ学年に集まりやすい設計です。入学後は、基礎の取りこぼしを防ぐ“標準化”と、上位層の伸長施策(特待制度等)の両立が重要になります。
探究活動・海外要素の費用設計が明確
要項で探究活動(旅行積立)やオンライン英会話が明示されているため、「何に投資している学校か」が把握しやすいのが特徴です。学びの設計と費用が連動している学校は、保護者の納得度が上がりやすい傾向があります。
部活動
部活動は運動部・文化部ともに選択肢が豊富な学校として知られます。最新の部活動一覧は年度で変動するため、学校公式の部活動ページでの確認を推奨します。
アクセス
| 所在地 | 東京都墨田区横網2-2-25 |
|---|---|
| JR | JR総武線「両国」駅 西口 徒歩6分 |
| 都営地下鉄 | 都営大江戸線「両国」駅 A1口 徒歩3分/都営浅草線「蔵前」駅 A1口 徒歩10分 |
| バス | 都営バス「石原一丁目」徒歩2分/「旧安田庭園前」徒歩1分 |
出典:募集要項(アクセス)より。
併願の考え方
①「都内共学・中堅上位」志望の本命運用
- 2/1午前(第1回)で適性/4科の相性が良い方式を選択
- 2/1午後(第2回)で“追加の安全網”を確保
- 2/2以降は同偏差値帯の共学校・男子校・女子校の相性で組み替え
②「上位校志望」の抑え(確保枠)運用
- 本命校(2/1〜2/3)の前後で、安田学園の「午前/午後」枠を差し込みやすい
- 複数回受験のため、結果を踏まえて“次の回で取りに行く”調整が可能
※実際の併願は「移動時間」「合格発表時刻」「本人の得意方式(適性/4科)」の3点で最適解が変わります。
対策の要点
適性検査型:読解×資料×論理の統合(45分×3)
- 適性Ⅰ〜Ⅲは各45分・各100点。時間内に「情報整理→根拠提示→結論」を出す訓練が重要。
- 公立一貫(適性)型の演習を取り入れ、文章量・資料量への耐性を上げる。
- 記述は“型”を作る(結論→理由→根拠)と得点が安定します。
4科型:算数で落とさない+理社の短時間処理
- 国算50分(各100点)、理社30分(各50点)。理社は「知識+読み取り」を短時間で処理できるかが勝負。
- 合格最低点は回で大きく変動するため、過去問は“回別”で時間配分までセットで管理する。
過去問運用の実務
- 第1回(午前)と第4回(午後)は方式選択があるため、両方の方式で“合格点までの距離”を数値化。
- 第2回〜第5回は、難度・受験者層が変わりやすいので「各回2〜3年分」を優先して回転。
口コミの読み方
ポジティブに出やすい論点
- 駅近(両国)で通学ストレスが小さい
- 探究・英語要素(オンライン英会話等)にコストをかけている
- 複数回受験で「受験の組み方が柔軟」
注意して読みたい論点
- “適性型”と“4科型”で入学者の学習背景が異なるため、口コミの前提(どの方式で入学したか)を確認する
- 投稿時期が古い場合、費用・プログラム(探究・留学等)が更新されている可能性があるため、要項と突合する
出典・根拠リンク
- 安田学園 公式サイト
- 安田学園中学校 生徒募集要項(2026年度)PDF(日程・配点・学費・アクセス等)
- 学校公式:中学入試結果(倍率・合格最低点)
- 中学受験2026 東京 偏差値(SAPIX/日能研/四谷/首都模試)
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