結論(要点)
ポイント1都心立地の伝統男子校。都営大江戸線「牛込柳町」徒歩1分のアクセスで、通学のストレスが小さく、放課後の活動(部活・自習・講座)も回しやすい学校です。
ポイント22026年入試は2/1・2/3・2/5の3回(4科・320点)。合格発表は各回当日20:00(Web)とスピード感があり、併願設計の“軸”に置きやすい日程です。
ポイント32025年度の合格最低点は第1回180/320(56.3%)・第2回198/320(61.9%)・第3回201/320(62.8%)。科目ごとの足切りはなく、4科合計の総合力で決まるタイプです。
ポイント4進学実績(2025年卒)は、国公立大合計27(現役21)、早稲田34・慶應6・上智20、GMARCHは合計212など、私大上位層の厚みが特徴。医学部については外部集計で「12」などの指標が出ています(後述)。
基本データ
| 学校名 | 成城中学校・成城高等学校 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区原町3-87 |
| 設置形態 | 私立・男子校・完全中高一貫(高校募集停止→中高完全一貫へ移行) |
| 創立 | 1885年(明治18年)創立(伝統校) |
| 校章・理念の核 | 校章「三光星」=「知・仁・勇」を備えた人材育成(公式の教育方針に基づく) |
| 学びの特徴(要約) | 自学自習学習十五則文武両道 探究・協働DX推進 |
| 最寄り駅 | 都営地下鉄大江戸線「牛込柳町」駅 西口出口より徒歩1分 |
2026年入試:名称・日程・配点
2026年度入試(2026年4月入学/令和8年度)は第1回・第2回・第3回の3回。いずれも4教科・面接なしです。ポイントは「第1回または第2回で合格すると、以後の回は受験できない」点です(募集要項の注意事項)。
| 回 | 試験日 | 募集人員 | 教科・配点(計320点) | 試験時間 | 合格発表 | 受験料 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2026/2/1(日) | 100名 | 国語100・算数100・社会60・理科60 | 国算各50分/理社各30分 | 当日20:00(Web) | 25,000円 |
| 第2回 | 2026/2/3(火) | 140名 | 国語100・算数100・社会60・理科60 | 国算各50分/理社各30分 | 当日20:00(Web) | 25,000円 |
| 第3回 | 2026/2/5(木) | 40名 | 国語100・算数100・社会60・理科60 | 国算各50分/理社各30分 | 当日20:00(Web) | 25,000円 |
当日の時間割(全回共通)
| 区分 | 時間 |
|---|---|
| 入場 | 7:45~8:30 |
| 国語 | 8:50~9:40(50分) |
| 算数 | 10:00~10:50(50分) |
| 社会 | 11:10~11:40(30分) |
| 理科 | 12:00~12:30(30分) |
| 解散 | 12:35 |
※出願方法・割引(複数回同時出願)・手続期限など、細部は必ず最新の「生徒募集要項」で確認してください。
偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)
主要4模試の80%目安を、日程ごとに整理します(2026年入試向けの一覧より)。模試ごとに母集団が異なるため、絶対値より“同日程の比較”で見てください。
| 回 | 日程 | SAPIX 80% | 日能研 R4(80%) | 四谷大塚 Aライン80% | 首都圏模試 80% |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2/1 | 42 | 54 | 52 | 64 |
| 第2回 | 2/3 | 45 | 56 | 55 | 67 |
| 第3回 | 2/5 | 46 | 56 | 55 | 67 |
出典:海外赴任ガイド「中学受験2026|東京の中学校偏差値ランキング|サピ・日能研・四谷・首都模試」一覧(男子校・共学男子の表)。
昨年度の入試結果と合格基準点(2025年度)
2025年度 志願状況(募集・受験・合格・倍率)
| 年度 | 回 | 募集人員 | 応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 第1回(2/1) | 100 | 600 | 586 | 109 | 5.4倍 | 補欠合格制度なし |
| 2025 | 第2回(2/3) | 140 | 1,056 | 992 | 241 | 4.1倍 | 補欠合格制度なし |
| 2025 | 第3回(2/5) | 40 | 538 | 443 | 60 | 7.4倍 | 補欠合格制度なし |
出典:学校公式サイト「入試結果(令和7年度)」。
2025年度 得点データ(平均・最高・合格最低点)
4教科320点満点。教科ごとの合格基準点設定はなく、合計点で合否判定です。
| 回 | 国語平均(100) | 算数平均(100) | 社会平均(60) | 理科平均(60) | 合計平均(320) | 最高点 | 合格最低点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回(2/1) | 57.5 | 54.5 | 33.6 | 30.2 | 175.8 | 270 | 180 |
| 第2回(2/3) | 58.1 | 62.0 | 34.5 | 35.5 | 190.1 | 280 | 198 |
| 第3回(2/5) | 57.6 | 54.0 | 32.6 | 32.9 | 177.2 | 261 | 201 |
合格最低点の目安:第1回56.3%/第2回61.9%/第3回62.8%(各回の最低点÷320)。「総合点で取り切る」設計です。
進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)
学校公式が公開する「国公立」「私立」の5年分データ(2025年4月28日更新)をベースに、保護者の方が見たい区分へ整理しました(いずれも延べ人数)。
| 区分(2025年卒) | 合格者数(延べ) | 補足 |
|---|---|---|
| 東大 | 1 | 国公立の内訳(公式) |
| 医学部医学科 | 12 | 外部集計(難関大合格者数の指標)。公式の国公立/私立合計表には医学部カテゴリ集計がないため、参考値として扱ってください。 |
| 国公立大学 合計 | 27(現役21) | 公式「国公立大合計」より |
| 早慶上智 合計 | 60(現役53) | 早稲田34+慶應6+上智20(公式の私立表より集計) |
| GMARCH 合計 | 212(現役178) | 学習院11+明治62+青学17+立教20+中央50+法政52(公式の私立表より集計) |
参考:早慶上理ICU(拡張指標)
いわゆる「早慶上理」まで含めると、2025年卒は84(早稲田34+慶應6+上智20+東京理科24+ICU0)。
※重複合格は重複カウント(延べ)。学年規模(卒業生数)との比率で見ると、校風・学習習慣との相性が見えやすくなります。
学費
初年度納入の目安は以下(募集要項の「学費等」より)。入学手続時の納入と、年額費用(授業料等)を分けて把握しておくと資金計画が立てやすいです。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 280,000円 | 入学手続時に納入(納入後は返還なし) |
| 授業料(年額) | 480,000円 | 月額40,000円×12か月相当 |
| 施設費(入学時) | 120,000円 | 入学時のみ |
| 維持費(年額) | 198,000円 | 月額16,500円×12か月相当 |
| その他(年額) | 36,800円 | 師親会・校友会・生徒会費など |
| 初年度合計(目安) | 1,096,800円 | 参考値(募集要項の記載) |
寄付金・学校債の募集なし(募集要項の記載)。制服・教材・行事・通学定期・塾費等は別途。
校風・学びの特色
「知・仁・勇」×「自学自習」:男子の伸びるスイッチを押す設計
成城の教育方針は、校名の由来と校章に象徴される「知・仁・勇」を軸にしています。加えて、古くから伝わる「学習十五則」や「自学自習」の文化があり、“自分で立てて、自分で回す”学習習慣を作りやすいタイプの学校です。
中高完全一貫の6年間で、学習と活動を両立
高校募集停止を経て、中高完全一貫として6年間の学びを再設計。中1・中2で基礎固め、中3~高1で進路方向性づくり、高2・高3で実力完成へ、という流れで組まれています(公式の教育ポリシーより要約)。
探究・DX・グローバルも“伝統校のやり方”でアップデート
プロジェクター・Wi-Fi整備などの学習環境、DXハイスクール採択、探究型学習の導入など、伝統の上に現代型の学びを積み上げています。保護者目線では「受験だけでなく、その先の学び」に納得感を持ちやすいポイントです。
部活動
部活動・同好会の総称を「学友会」と呼び、放課後に活動します。夏期(4~10月)は18:00、冬期(11~3月)は17:00が基本終了時刻とされています。スポーツ推薦入試を行わない方針も特徴です(公式より)。
| 運動部(例) | 文化部・同好会(例) |
|---|---|
| 中学サッカー/中学野球/中学バスケット/中学バレーボール/中学硬式テニス/ 陸上競技/水泳/体操/柔道/剣道/卓球/バドミントン/相撲 など | 吹奏楽/合唱/科学/美術/写真/演劇/放送/地理研究/囲碁/鉄道研究/速記/ジャグリング/ (同好会)将棋/数学研究/古典ギター/歴史研究/文芸/釣り/スキー など |
部・同好会の正式一覧は学校公式「学友会・生徒会活動」ページで最新を確認してください(年度により変更あり)。
アクセス
| 最寄り駅 | 都営地下鉄大江戸線「牛込柳町」駅 西口出口より徒歩1分 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区原町3-87 |
| 通学のしやすさ | 新宿区の都心立地。乗換は必要でも「駅近」なので、日々の負担を抑えやすい。 |
併願の考え方
成城は2/1・2/3・2/5の3回設定。2/2に別校を挟みやすく、2/1に合格確保できれば2月戦線の精神的な安定材料になります(ただし合格すると以後の回は受験不可なので、戦略設計は要注意)。
①「都内男子校」王道併願(偏差値帯が近い学校と組む)
- 2/1:成城(第1回)
- 2/2:別の本命・準本命(学校別に設計)
- 2/3:成城(第2回)または他校
- 2/5:成城(第3回)で抑えを厚く(未合格の場合)
②「まず合格を取りにいく」安全運用
- 2/1:成城(第1回)で合格確保を狙う
- 2/2以降:上位校へチャレンジ/得意科目に合わせた勝負校へ
③都心アクセス重視で“生活の回しやすさ”を優先
- 通学時間を抑える=中高の6年間で、部活・自習・講座を回して伸ばすタイプのご家庭に相性がよい
対策の要点
国語(50分・100点):読解の型+スピードが要
- 設問処理のスピード(50分で取り切る)を意識して、記述は「根拠→結論」の型を徹底。
- 過去問では、時間配分を固定(先に得点源→後半で粘る)するのが安全です。
算数(50分・100点):合否を分ける最重要科目
- 合格最低点が180~201/320だったことから、算数で崩れると総合点が届きません。
- 前半の取りこぼし防止(計算・小問)+後半の「拾える問題を拾う」練習が鍵。
理科・社会(各30分・60点):短時間で“確実に取る”
- 30分のため、知識+資料読み取りをテンポ良く処理する必要があります。
- 過去問は「時間を測って」演習し、見直しの優先順位(計算・用語・資料)を決めておくのが実務的です。
過去問演習の目安
- 3回分の傾向に慣れるため、直近5~7年を優先(時間があれば10年)。
- 目標は「合格最低点+20点」水準を複数年で安定させること。
口コミの読み方
口コミは「合う・合わない」が強く出やすい領域です。成城の場合、伝統男子校の文化(文武両道/自学自習)が合うかどうかが最大の分岐点になりやすいです。
ポジティブに出やすい論点
- 都心・駅近で生活が回しやすい
- 部活・行事が活発で、男子が伸びやすい
- 自学自習の文化が合うと強い
注意して読みたい論点
- 投稿時期が古い口コミは、制度・運用が現在と異なる可能性
- 「進学実績」の評価は、延べ人数か現役か、学年規模との比率も含めて確認
- 校風の好み(自由度・規律感)は家庭差が大きいので、説明会・文化祭で実地確認が安全
出典・根拠リンク
- 成城中学校・成城高等学校 公式サイト
- 令和8年度 生徒募集要項(PDF)(日程・配点・受験料・学費等)
- 入試結果(公式)(志願者数・倍率・平均点・合格最低点)
- 中学受験2026|東京の中学校偏差値ランキング(サピ・日能研・四谷・首都模試)
- 過去5年間の大学合格状況(国公立)PDF
- 過去5年間の大学合格状況(私立)PDF
- みんなの中学情報(進学実績・難関大合格者数の指標)(医学部等の参考値)
- インターエデュ(大学合格実績の指標ページ)

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