慶應義塾湘南藤沢中等部・徹底解説|日程・偏差値(SAPIX/日能研R4/四谷大塚/首都圏模試)・倍率・合格最低点・進学実績・学費

慶應義塾湘南藤沢中等部(いわゆる「慶應SFC中等部」)を、中学受験の視点で整理した学校分析記事です。2026年度入試(=2026年実施の入試)を中心に、日程・配点・偏差値・倍率・進学(内部推薦)・学費・校風までまとめます。

目次


目次

結論(要点)

  • 最大の特徴は「慶應義塾大学への内部推薦」。原則として卒業生のほぼ全員が慶應大の全10学部へ推薦進学可能(学部内訳も公表)。
  • 入試は一次(学科)+二次(面接・体育)。一次は「4科」または「国算英(3科)」を選択でき、配点も異なる。
  • 倍率は高水準。応募倍率(倍率速報)と、実質倍率(受験者/合格者)を分けて把握するのがコツ。
  • “偏差値の高さ”以上に、出願書類(活動報告等)と二次対策の完成度が合否を左右しやすい学校。

基本データ

学校名慶應義塾湘南藤沢中等部
区分私立/共学/中高一貫(中等部・高等部)
所在地神奈川県藤沢市遠藤5466(湘南藤沢キャンパス内)
アクセス「湘南台駅」「辻堂駅」などからバス(後述)
募集一般:約70名/帰国生:約30名(年度により変動あり)
ポイント異文化理解・ICT・探究(SFCらしさ)+慶應一貫教育

2026年入試:名称・日程・配点

入試区分(2026年度)

  • 一般入試(募集:約70名)
  • 帰国生入試(募集:約30名)

2026年度 入試日程まとめ(公式発表ベース)

区分Web出願期間書類提出(郵送)一次試験一次合格発表二次試験最終合格発表入学手続
一般2025/12/1 10:00〜2026/1/13 23:592026/1/6〜1/13(消印有効)2026/2/22026/2/3(Web)13:00〜22:002026/2/4(女子→男子の順)2026/2/5 11:30〜2/6 16:002/5 14:00〜16:00、2/6 10:00〜11:30・13:00〜16:00
帰国生2025/11/1 10:00〜2025/12/15 23:592025/12/1〜12/15(消印有効)2026/2/22026/2/3(Web)13:00〜22:002026/2/4(女子→男子の順)2026/2/5 11:30〜2/6 16:002/5 14:00〜16:00、2/6 10:00〜11:30・13:00〜16:00

※上記は2026年度向けに公表されているスケジュールの要約です。必ず公式の募集要項(PDF)で最終確認してください。

一次試験:科目・時間・配点(2026年度)

一次試験は「4科」または「国算英(3科)」を選択します。

選択科目時間割(目安)配点合計
4科国語9:00〜9:45(45分)100点300点
社会10:15〜10:40(25分)50点
理科10:50〜11:15(25分)50点
算数11:45〜12:30(45分)100点
国算英(3科)国語9:00〜9:45(45分)100点300点
英語10:15〜11:15(60分)100点
算数11:45〜12:30(45分)100点

二次試験(一次合格者のみ)

  • 面接(保護者同伴が原則/詳細は二次受験心得で確認)
  • 体育(実技)

※二次試験の集合時間・内容詳細は年度ごとの「二次試験受験心得」等で確認が必要です。


偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)

同じ学校でも、模試・受験者層・科目選択で数字は変わります。ここでは「比較の目安」として、公開情報で確認できるものを並べます。

【日程別】2026年度 一般(一次)2/2

科目SAPIX(参考)日能研R4(80%目安)四谷大塚(Aライン)首都圏模試(参考)
4科男子58/女子60男子67/女子67Aライン65(Cライン62)男子74/女子76
国算英(3科)(学校別1値のため科目別の公表なし)男子67/女子67(科目別の公表なし)男子72/女子73

【日程別】2026年度 帰国生(一次)2/2

科目SAPIX日能研R4(80%目安)四谷大塚(Aライン)首都圏模試
4科/国算英(3科)(公表情報の整理が難しいため割愛)男子63/女子63Aライン60(Cライン57)(帰国生の別建て偏差値がない場合あり)

※偏差値は「合格可能性80%」相当でも、模試ごとに母集団が違います。併願校を決める時は、複数模試で“ゾーン(帯)”を見て判断するのがおすすめです。


昨年度の入試結果と合格基準点

2025年度 入試結果(実績)

区分募集出願者受験者合格者実質倍率補欠備考
一般約70男189+女282(計471)413825.02一次合格199 → 二次受験184
帰国生約30男73+女63(計136)110412.74一次合格69 → 二次受験66

合格最低点(合格基準点)

  • 合格最低点:非公表
  • 一次は配点300点(4科/国算英いずれも合計300点)。ただし最終合格は二次(面接・体育)も含めた総合判断。

(参考)2026年度の「応募倍率」速報の見方

倍率速報(応募倍率)は、「応募者数 ÷ 定員」のため、実際に受験した人数や合格者数から出る「実質倍率」とは異なります。
ただし「今年の出願の熱量」をつかむ指標としては有効です。

区分募集応募者数(例:2026/1/30時点)応募倍率
一般約70男225/女2556.9
帰国生約30男90/女745.5

進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)

慶應SFC中等部は、慶應義塾の一貫教育の学校です。公表されているデータの中心は、一般受験の「大学合格実績」ではなく、慶應義塾大学への推薦進学(学部内訳)です。

慶應義塾大学 進学状況(湘南藤沢高等部 卒業生/公式)

年度経済法・法律法・政治理工総合政策環境情報看護医療薬学薬科学卒業者数
20247703232237317153726242
2023126932321273912150614241
202256032321673715210511232

カテゴリ別に見る(記事用の整理)

年度医学部(慶應)早慶上智国公立GMARCH東大その他(他)
20247慶應大 推薦進学が中心(内訳は上表参照)(内部推薦中心のため一覧公表なし)(同上)(同上)6
20237慶應大 推薦進学が中心(内訳は上表参照)(内部推薦中心のため一覧公表なし)(同上)(同上)4
20227慶應大 推薦進学が中心(内訳は上表参照)(内部推薦中心のため一覧公表なし)(同上)(同上)1

※「東大・国公立・GMARCH」等の一般受験実績で比較したい場合は、そもそも学校の仕組みが違います。SFC中等部は「慶應大への内部推薦」が最大の進路メリットです。


学費

2026年度の学費(慶應義塾の公式資料より)。

項目(2026年度)金額メモ
入学金340,000円初年度のみ
授業料970,000円年額
教育充実費300,000円年額
保護者会・部会費30,000円年額
合計(全納)1,640,000円公式表の合計
分納(前期)1,155,000円公式表
分納(後期)485,000円公式表
  • このほか、教科書・副教材、制服、タブレット/PC環境、校外活動費、通学費などが別途かかります。
  • 学費は改定される可能性があるため、必ず年度の公式資料で確認してください。

校風・学びの特色

公式サイトでは、SFC中等部・高等部の特徴を大きく4つに整理しています。

4つの特色(公式の整理)

  • 個性を伸ばし育む文化:生徒一人ひとりの挑戦を後押しする土壌。活動報告書など、学校生活・家庭・課外での取り組みも評価軸に入る。
  • 未来を拓く異文化理解:多様な背景の生徒が集まり、国際感覚を磨く設計。
  • 実践につながるICT教育:ICT活用を「教科横断」で使うイメージ。授業外でも使える環境整備。
  • 先導者を育てる一貫教育:6年間の一貫教育+その先の慶應大へつながる学び。

保護者目線でのチェックポイント

  • 「自由」=放任ではない:探究・プレゼン・論理的にまとめる力など、アウトプット型の負荷は高めになりやすい。
  • 帰国生の存在感:言語・文化背景が多様で、英語や異文化コミュニケーションを日常で体感しやすい。
  • 最終的に“慶應大で何を学ぶか”が軸:受験のゴールが「大学受験」ではなく「学部選択」へ移る学校。

部活動

クラブ活動は非常に多彩で、文化系・体育系・ボランティア・研究会などが整っています。

  • クラブ数:全59(文化系25/体育系19/ボランティア13/研究会2)
  • 活動日:原則週4日以内、基本は木曜・日曜が休み

例)文化系:吹奏楽、合唱、美術、SFC新聞、コンピュータ、ESS、理科、棋道、電子工学研究など
例)体育系:バスケ、硬式テニス、サッカー、剣道、柔道、空手、フェンシング、水泳、弓術、野球など
例)ボランティア:国際交流、社会活動系など(詳細は公式一覧へ)


アクセス

キャンパスは神奈川県藤沢市の湘南藤沢キャンパス内。入試当日は車の乗り入れ不可の注意が明記されているため、公共交通での動線設計が重要です。

代表的なルート(公式)

  • 湘南台駅(小田急・相鉄・横浜市営地下鉄)西口 → バス「慶應大学」行き → 「慶應大学本館前」下車(所要約15分)
  • 辻堂駅(JR東海道線)北口 → バス「慶應大学」行き → 「慶應大学本館前」下車(所要約21分)

併願の考え方

SFC中等部は一次2/2+二次2/4がセット。特に2/4を空けられるかが併願戦略の肝です(一次合格発表は2/3)。

併願設計の基本方針

  • 安全校(合格を確保):1月校(埼玉・千葉)で確保するのが王道。
  • チャレンジ校:2/1〜2/3に配置しがちだが、2/4二次の可能性を踏まえて組む。
  • 実力相応校:SFC一本勝負はリスクが高い。2/1・2/3あたりに「勝負校/相応校」を置く家庭が多い。

併願例(イメージ)

  • 1月:栄東/開智/渋谷教育学園幕張/市川 など(合格確保+実戦)
  • 2/1:最難関・難関校(居住地や志望に合わせて)
  • 2/2:SFC中等部(一次)
  • 2/3:結果を見つつ、2/4二次に備える(無理に詰めない)

※首都圏の入試は学校ごとに日程が毎年微調整されます。最終的には各校の募集要項で“衝突”がないか確認してください。


対策の要点

一次(学科)対策

  • 4科は「国算が各100点」。理社は各25分・50点でスピード勝負になりやすい。短時間で正確にがテーマ。
  • 国算英(3科)は英語が60分・100点。英語で得点を作れるなら戦略的価値が高い一方、国算も落とせない。
  • 「選択科目で有利不利」は家庭ごとに異なる。模試・過去問演習の得点推移で冷静に選ぶのが安全。

二次(面接・体育)対策

  • 活動報告(書類)と面接がつながる:書いたことを「具体→学び→次の挑戦」まで言語化しておく。
  • 保護者面接も想定:家庭の教育方針と学校理解(なぜSFCか)を整合させる。
  • 体育(実技):当日慌てないよう、運動靴・運動着など持ち物・動線を事前に準備。

出願書類で差がつきやすいポイント

  • 「すごい実績」よりも、継続性本人の工夫・成長が伝わる記述が強い。
  • 証明資料の扱い・提出物の形式は厳密。募集要項の指示通りに。

口コミの読み方

口コミは“当たり外れ”が出やすいので、次の観点で読むと精度が上がります。

  • 誰が書いたか:在校生保護者/卒業生/受験生保護者で見え方が違う。
  • 何を期待して入ったか:自由度・探究・国際性を期待した家庭ほど満足しやすい。
  • 「校風」×「家庭の方針」の相性:校則や学習の自己管理に対する相性は、偏差値より重要。
  • アクセスや生活負荷:通学時間・バス混雑・部活との両立など、生活面の記述は参考になりやすい。

出典・根拠リンク


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