日本女子大学附属中学校(神奈川・川崎)を、中学受験の視点で「2026年入試データ+学校生活の実像」までまとめた個別解説です。日程・偏差値・倍率・合格最低点・進学実績・学費を、併願設計に使える形に整理します。
※入試制度・学費は年度で変更される可能性があります。出願前に必ず学校公式で最終確認してください。
目次
- 結論(要点)
- 基本データ
- 2026年入試:名称・日程・配点
- 偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)
- 昨年度の入試結果と合格基準点
- 進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)
- 学費
- 校風・学びの特色
- 部活動
- アクセス
- 併願の考え方
- 対策の要点
- 口コミの読み方
- 出典・根拠リンク
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結論(要点)
- 入試は「2/1午前(4科)+2/1午後(算数1科)+2/3午前(4科)」の3回。4科は200点(国60・算60・理40・社40)、午後算数は100点。
→「午前で本命、午後でチャンス増、3回でリカバリ」の設計がしやすい学校です。 - 倍率は“出願倍率”と“実質倍率(受験者/合格者)”を分けて見るのがコツ。2026年の実質倍率は、1回1.5倍/2回1.7倍/3回2.1倍(女子)。
- 合格最低点(総合)は2026年:1回109/200、2回60/100、3回109/200。午後算数は「受験者層が違う」ため、午前4科と単純比較しないのが安全です。
- 進路は“日本女子大学への内部進学”が大きな柱。一方で外部受験も一定数あり、2025年度の外部合格カテゴリ(延べ)では、東大1・国公立7・医学部9・早慶上智25・GMARCH44などが公表/集計されています。
- 学費は「初年度にまとまって見える費用」を先に押さえると安心。目安は、入学手続時352,000円+学費年額713,000円+(中1校納金等の実績)171,100円=約1,236,100円+制服/教材/行事等。
基本データ
| 学校名 | 日本女子大学附属中学校 |
|---|---|
| 所在地 | 〒214-8565 神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1 |
| 区分 | 私立/女子校/中高一貫 |
| アクセス(最寄り) | 小田急線「読売ランド前」徒歩10分(他、京王線+バスあり) |
| 系列・連携 | 日本女子大学(内部進学制度あり) |
| 環境 | 多摩丘陵の自然に囲まれたキャンパス(「森の中の学校」としての魅力が強い) |
| 公式 | 学校公式サイト |
2026年入試:名称・日程・配点
まずは「どの回が・何科で・何点満点か」を固定して、併願表に落とし込むのが最短ルートです。
2026年 一般入試(女子)
| 回 | 入試日 | 募集(目安) | 集合 | 科目 | 配点(満点) | 試験時間 | 検定料 | Web出願期間 | 合格発表(Web) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2/1 | 約100名 | 8:10 | 4科 | 200点(国60・算60・理40・社40) | 国50分/算50分/理30分/社30分 | 25,000円 | 1/6 9:00〜1/30 23:59 | 2/1 21:30 |
| 第2回 | 2/1(午後) | 約30名 | 15:10 | 算数 | 100点 | 60分 | 18,000円 | 1/6 9:00〜1/30 23:59 | 2/1 23:00 |
| 第3回 | 2/3 | 約30名 | 8:10 | 4科 | 200点(国60・算60・理40・社40) | 国50分/算50分/理30分/社30分 | 25,000円 | 1/6 9:00〜2/2 16:00 | 2/3 21:30 |
※同時出願の検定料は「2回分:40,000円」「3回分:50,000円」など割引設定あり(条件は公式要項で確認)。
※新入生保護者会は 2/14 実施(欠席は入学辞退扱いとなる旨の注意が公式要項にあります)。
海外帰国生入試(参考)
海外帰国生は別枠で実施(国算2科+面接)。詳細条件(帰国年数等)・出願資格は必ず公式要項で確認してください。
偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)
偏差値は「模試の母集団」が違うため、同じ数字でも難易度の意味が一致しません。併願校は“1つの模試で上下”ではなく、複数模試で“帯(ゾーン)”を見るのがおすすめです。
※SAPIXは公開されている一覧が「偏差値50以上中心」のため、本校は —(非掲載) 扱いとしています。
第1回:2/1(午前)4科
| SAPIX | 日能研R4(80%目安) | 四谷大塚(Aライン80) | 首都圏模試(80%目安) |
|---|---|---|---|
| —(非掲載) | 48 | 49 | 61 |
第2回:2/1(午後)算数1科
| SAPIX | 日能研R4(80%目安) | 四谷大塚(Aライン80) | 首都圏模試(80%目安) |
|---|---|---|---|
| —(非掲載) | 51 | 51 | 64 |
第3回:2/3(午前)4科
| SAPIX | 日能研R4(80%目安) | 四谷大塚(Aライン80) | 首都圏模試(80%目安) |
|---|---|---|---|
| —(非掲載) | 46 | 50 | 62 |
昨年度の入試結果と合格基準点
応募状況(出願・受験・合格・実質倍率)
| 年度 | 回 | 募集 | 出願 | 受験 | 合格 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 第1回(2/1午前) | 100 | 172 | 164 | 107 | 1.5 |
| 2026 | 第2回(2/1午後) | 30 | 216 | 203 | 120 | 1.7 |
| 2026 | 第3回(2/3午前) | 30 | 237 | 104 | 49 | 2.1 |
| 2025 | 第1回(2/1午前) | 100 | 171 | 163 | 101 | 1.6 |
| 2025 | 第2回(2/1午後) | 30 | 213 | 187 | 121 | 1.5 |
| 2025 | 第3回(2/3午前) | 30 | 244 | 99 | 44 | 2.3 |
| 2024 | 第1回(2/1) | 100 | 169 | 157 | 95 | 1.8 |
| 2024 | 第2回(2/3) | 45 | 202 | 152 | 75 | 2.0 |
合格最低点(合格基準点の目安)
| 年度 | 第1回(4科・200点) | 第2回(算数・100点) | 第3回(4科・200点) |
|---|---|---|---|
| 2026 | 109 | 60 | 109 |
| 2025 | 119 | 54 | 124 |
| 2024 | 109 | —(算数1科なし) | —(第3回なし) |
※年度によって入試回数・方式が変わることがあります。推移を見る時は「同じ回(同じ方式)」で比較してください。
進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)
本校は日本女子大学への内部進学が大きな柱です。一方で外部大学受験も一定数あり、学年の進路分布を“内部+外部”で把握するとミスマッチが減ります。
大学合格実績(カテゴリ別・2025年度:延べ)
| カテゴリ | 人数(延べ) | メモ |
|---|---|---|
| 東京大学 | 1 | 外部受験の到達点としての目安 |
| 国公立大学(計) | 7 | 東大を含む |
| 医学部(医学科)(計) | 9 | 年により変動 |
| 早慶上智(計) | 25 | 早稲田・慶應・上智の合計 |
| GMARCH(計) | 44 | 学習院・明治・青学・立教・中央・法政 |
| 日本女子大学(内部進学) | 271 | 卒業生365名のうち(年度データ) |
(参考)早慶上智の内訳(2025年度:延べ)
| 大学 | 人数 |
|---|---|
| 早稲田 | 4 |
| 慶應 | 11 |
| 上智 | 10 |
※合格者数は「延べ(重複あり)」が一般的です。内部進学の仕組み・条件は年度で変わり得るため、公式の進路情報も必ず確認してください。
学費
2026年度入学向け(公式掲載の金額ベース)
| 区分 | 内訳 | 金額 |
|---|---|---|
| 入学手続時 | 入学料 250,000円+施設設備費(1期分)102,000円 | 352,000円 |
| 入学後(学費年額) | 授業料 511,000円+施設設備費(2・3期分)202,000円 | 713,000円 |
| 上記以外(中1) | 校納金等(2025年度実績) | 171,100円 |
| 初年度合計(目安) | 上記合算(制服・教材・行事等は別) | 約1,236,100円 |
※別途、制服・指定品・教材費・ICT関連・行事(宿泊行事など)等が発生します。最新額は必ず公式で確認してください。
校風・学びの特色
- 「自ら考え、自ら学び、自ら行う」を軸にした女子教育。ルールで縛るよりも、自治と自律で学校生活を組み立てるタイプです。
- 自然環境(多摩丘陵のキャンパス)を活かし、日常の学校生活そのものが落ち着きやすい。通学時間と環境の相性は要チェック。
- 内部進学があるからこそ、中高の6年間で「学力+探究+表現」を積み上げやすい(外部受験志向の場合は、学内の進路指導・受験文化の肌感も説明会で確認推奨)。
部活動
文化系・運動系ともに選択肢が多く、学校行事(十月祭など)とセットで「発表の場」があるのが特徴です。
例:文化系
- イラスト/インターナショナル/演劇/家庭科/軽音楽/弦楽合奏/コーラス/茶道
- 社会科研究/書道/生物・天文/物理化学/文芸/ミュージカル
例:運動系
- 硬式テニス/水泳/ソフトテニス/体操/卓球/バスケットボール/バドミントン/バレーボール/陸上
アクセス
- 小田急線「読売ランド前」駅:徒歩10分
- 京王線「京王稲田堤」駅:バス約10分(小田急バス「女子大前」下車)
- 京王線「京王よみうりランド」駅:バス約15分(小田急バス「女子大前」下車)
※埼玉方面からは「新宿→小田急」など複数ルートが考えられます。ドアtoドアで無理がないか(朝の混雑、乗換回数)を必ず試算してください。
併願の考え方
本校を軸にする場合、設計はシンプルです。
- 本命設計:2/1午前(第1回4科)→ 2/1午後(第2回算数)→ 2/3午前(第3回4科)
- 2/2の使い方:「合格を取りに行く安全校」か「チャレンジ校」で1日挟む(2/3の再挑戦に備える)
- 埼玉受験の活用:1月(埼玉)で“合格を先に確保”して、2月は本命校に集中する戦略は相性が良い
ポイント:第2回(2/1午後)は出願倍率が高く見えやすい一方、実質倍率は極端に跳ねていない年もあります。算数が武器なら「午後で拾う」発想は有効です。
対策の要点
配点と時間から逆算する(超重要)
- 4科(200点):国算が各60点・50分、理社が各40点・30分。理社は“短時間で取り切る”練習が必要。
- 算数1科(100点・60分):午後入試で集中力が落ちやすい時間帯。計算〜標準題の取りこぼし防止が最優先。
科目別の勉強方針(家庭での打ち手)
- 国語:説明問題・記述の「根拠を本文に戻す」癖づけ。時間内に最後まで到達する読み方(設問先読み→段落要旨)を固定。
- 算数:1行問題・典型題を“速く正確に”。午後算数は、途中式の整理と見直し時間(5分確保)をルーティン化。
- 理科:30分で40点=スピード勝負。知識の穴(用語・単位・実験手順)を潰しつつ、グラフ/表の読み取りを毎週回す。
- 社会:地理・歴史・公民を「線」でつなぐ。統計資料・地図の処理スピードを上げると安定します。
仕上げは過去問。最低でも「第1回(4科)」と「第2回(算数)」は別物として、時間帯も含めて分けて演習するのがおすすめです。
口コミの読み方
- まず“軸”を決める:「自由・自治が合うか」「自然環境・通学が合うか」「内部進学をどう捉えるか」
- 情報源は分散:学校説明会の一次情報+口コミ(インターエデュ等)の複数年を横断して共通点を見る
- 真に見るべきは“論点”:良い/悪いの感想より、生活指導・学習量・先生との距離感・通学負荷の具体が書かれているものを採用
出典・根拠リンク
- 【公式】入試情報(2026)
- 【公式PDF】2026年度 生徒募集要項
- 【公式】応募状況(倍率・出願/受験/合格)
- 【公式】得点状況(合格最低点)
- 【公式】学費
- 【公式】交通アクセス
- 【公式】クラブ活動
- 【公式】卒業後の進路
- 日能研:倍率速報(予想R4を含む)
- 四谷大塚:入試難度(Aライン)
- 首都圏模試:学校データ(偏差値)
- SAPIX偏差値(公開一覧:偏差値50以上中心)
- 中学受験スタディ:学校ページ(進学実績の外部集計)
- インターエデュ:大学合格実績(年度別)
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