鶴見大学附属中学校徹底解説|日程・偏差値(SAPIX/日能研R4/四谷大塚/首都圏模試)・倍率・合格最低点・進学実績・学費

鶴見大学附属中学校は、横浜市鶴見区にある共学校です。学校名に「大学附属」とありますが、実際の進路は附属大学への内部進学一本ではなく、外部大学進学も視野に入れた設計が大きな特徴です。さらに、進学クラス・難関進学クラス・適性検査入試・英検優遇・特待制度など、受験方式の幅が広く、受け方の設計がしやすい学校でもあります。

この記事では、首都圏で中学受験を検討している保護者向けに、2026年度入試の日程・偏差値・倍率・合格最低点・進学実績・学費を整理しながら、校風や併願の考え方までわかりやすくまとめます。


目次

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結論(要点)

  • 2026年度入試は最大5回受験可能。2/1午前の「進学1次」と「適性検査」は同時間帯ですが、それ以外を含めると複数回受験しやすい設計です。
  • 難関進学クラス1次(2/1午後)は、2科・国算英・4科から選べるのが特徴。英語が得意な子は「国算英」で差別化できます。
  • 英検優遇と特待制度が強いです。英検4級で10点、3級で20点、準2級以上で30点加算。特待は最大で976,000円免除です。
  • SAPIX公開偏差値は非掲載ですが、日能研R4では36〜41、首都圏模試では39〜49が目安。難関進学クラスの後半日程ほど高くなります。
  • 合格最低点は全回非公表。その代わり、倍率や出願動向を細かく見て戦略を立てるタイプの学校です。
  • 附属校だが外部大進学色が強いのもポイント。4年制大学志望が中心で、国公立・早慶上智・GMARCHまで幅広い進学実績があります。

基本データ

学校名鶴見大学附属中学校
所在地〒230-0063 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-2-1
学校種別私立・共学校
教育課程3学期制・週6日制
宗教的背景総持寺に隣接する仏教系の学校
電話045-581-6325
公式サイトhttps://tsurumi-fuzoku.ed.jp/

鶴見大学附属は、寺院に隣接した落ち着いた環境と、教科ごとに移動する「教科エリア+ホームベース型校舎」が印象的な学校です。附属校の安心感を持ちながらも、進学実績を見ると「外部大学をしっかり目指す学校」と理解した方が実態に近いです。


2026年入試:名称・日程・配点

2026年度は、進学クラス・難関進学クラス・適性検査入試の3本立てです。2/1午前に進学1次と適性検査が重なるため、最大受験回数は5回になります。

入試区分試験日募集科目配点集合合格発表
進学クラス入試1次2/1 午前40名2科/4科選択国算各100点、理社各50点8:30当日16:00〜
適性検査入試2/1 午前30名適性検査+算数適性100点+算数100点8:30当日20:00〜
難関進学クラス入試1次2/1 午後30名2科/3科(国算英)/4科選択国算英各100点、理社各50点15:00当日22:00〜
進学クラス入試2次2/2 午前15名2科/4科選択国算各100点、理社各50点8:30当日16:00〜
難関進学クラス入試2次2/2 午後15名2科/4科選択国算各100点、理社各50点15:00当日21:30〜
難関進学クラス入試3次2/4 午前10名算数1科/2科/4科選択算数100点、国100点、理社各50点8:30当日16:00〜

受験料は20,000円で、同時出願ならこの金額で複数回(最大5回)受験できます。午後入試を含む学校としては、かなり使いやすい設計です。

出願期間(Web)は以下の通りです。

  • 進学1次・適性検査:1/6 9:00〜1/31 17:00
  • 難関進学1次:1/6 9:00〜2/1 14:00
  • 進学2次:1/6 9:00〜2/2 8:00
  • 難関進学2次:1/6 9:00〜2/2 14:00
  • 難関進学3次:1/6 9:00〜2/4 8:00

英検優遇制度もあります。進学クラス4科、難関進学クラス3科・4科、適性検査入試では、英検4級取得で10点、3級で20点、準2級以上で30点が加算されます。

スライド合格制度も要注目です。難関進学クラスで届かなくても進学クラスで合格するケースがあり、適性検査入試でも得点に応じて難関進学または進学クラスで合格が出ます。


偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)

この学校は、模試ごとに公開形式が少し違います。SAPIXは公開一覧に学校名掲載なし四谷大塚は難関進学1次のみ確認首都圏模試は方式ごとにかなり細かいというのが特徴です。

2/1 午前

入試区分SAPIX日能研R4四谷Aライン首都圏模試
進学クラス入試1次362科:40 / 4科:39
適性検査入試3943

2/1 午後

入試区分SAPIX日能研R4四谷Aライン首都圏模試
難関進学クラス入試1次39392科:47 / 国算英:46 / 4科:46

2/2

入試区分SAPIX日能研R4四谷Aライン首都圏模試
進学クラス入試2次382科:43 / 4科:41
難関進学クラス入試2次412科:48 / 4科:47

2/4

入試区分SAPIX日能研R4四谷Aライン首都圏模試
難関進学クラス入試3次41算数:49 / 2科:48 / 4科:47

見方としては、進学クラスは40前後、難関進学クラス後半は47〜49前後(首都圏模試)と考えるとイメージしやすいです。SAPIX非掲載でも、日能研・首都圏模試を見ると、入試回ごとの強弱は十分つかめます。


昨年度の入試結果と合格基準点

まずは、2026年度入試の志願倍率を一覧で見ます。ここでは、日能研の公開応募数をもとに、方式別応募者数を合算した値を整理しています。

入試区分募集人員応募者数(合算)志願倍率
進学クラス入試1次401062.7倍
適性検査入試301194.0倍
難関進学クラス入試1次301665.5倍
進学クラス入試2次1516010.7倍
難関進学クラス入試2次1518012.0倍
難関進学クラス入試3次1018918.9倍

数字だけを見ると後半日程ほどかなり高倍率です。ただし、これはあくまで応募ベース。実際には併願や辞退もあるため、実受験ベースの実質倍率は別に見た方が正確です。

四谷大塚掲載の2026年度実質倍率では、進学1次2科は女子1.1倍・男子1.3倍、4科は男女とも1.1倍、適性検査型は女子1.1倍・男子1.0倍でした。難関進学1次4科は女子1.1倍・男子1.3倍、進学2次4科は女子1.1倍・男子1.0倍、難関進学2次4科は女子1.6倍・男子1.3倍、難関進学3次4科は女子1.5倍・男子2.7倍です。合格最低点は全回非公表なので、過去問は「最低点狙い」ではなく、合格者層を意識した得点設計が必要です。

特に注意したいのは、難関進学クラス2次・3次です。募集人数が少ないため、少人数の差で倍率が大きく動きます。見た目の倍率に振り回されすぎず、自分の得意方式で受けるかを優先した方が実戦的です。


進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)

鶴見大学附属は、学校公式ページでも「97%の生徒が4年制大学進学を志望」と説明されています。附属大学への内部進学も選択肢にありますが、進路指導は外部大学受験までしっかり視野に入っています。

以下は、JS88掲載の2025年大学合格実績をカテゴリ別に再集計したものです(延べ合格数)。

カテゴリ2025年実績主な内訳
東大掲載確認できず主要合格先一覧・2025年実績ページで確認できず
医学部医学科掲載確認できず同上
国公立大学16北海道大1、筑波大1、千葉大1、東京外国語大2、東京海洋大2など
早慶上智15早稲田11、慶應2、上智2
GMARCH43学習院3、明治6、青学3、立教11、中央6、法政14

この表を見ると、難関大で突出しているタイプではない一方、中堅上位大学群へ幅広く合格者を出す学校とわかります。附属校の名称に引っ張られて「鶴見大学に進む学校」と理解するとズレます。実際には、国公立・早慶上智・GMARCHまで幅広く狙う層が一定数います。


学費

2026年度募集要項の記載ベースで整理すると、初年度費用は以下の通りです。

項目金額
入学金200,000円
授業料(年額)420,000円
施設費(年額)200,000円
施設維持費(年額)108,000円
教育充実費(年額)48,000円
諸会費(年額)39,600円
入学後の年額合計815,600円
初年度参考1,015,600円+学年費

さらに、特待制度があります。

  • 1号特待:976,000円免除
  • 2号特待:620,000円免除
  • 3号特待:310,000円免除

特待の対象は、難関進学クラス1次の上位者、適性検査入試の上位者、難関進学2次・3次の成績優秀者などです。入試方式を選ぶ際に、特待の狙いやすさまで含めて考えるご家庭も多い学校です。


校風・学びの特色

  • 3ステージ制
    6年間を2年ずつ区切る「3ステージ制」を採用。小さな目標を積み重ねながら成長していく設計です。
  • 教科エリア+ホームベース型校舎
    生徒が教室へ移動して授業を受けるスタイル。受け身ではなく、学びに「行く」感覚をつくる校舎設計です。
  • Gyro手帳で学習習慣を管理
    毎日の学習記録を蓄積し、担任が週ごとにコメント。自己管理力を育てる仕組みがあります。
  • グローカル教育
    中1・中2のイングリッシュキャンプ、中3全員参加のオーストラリア語学研修、希望者向けの海外語学研修やターム留学など、英語・国際教育のメニューが豊富です。
  • 禅の空気が日常にある
    始業前には「黙念」を行い、登校でも総持寺の境内を通る生徒が多いなど、他校にはない落ち着いた文化があります。

「附属校の安心感」「進学実績」「国際教育」「落ち着いた環境」のバランスを取りたい家庭には、かなり相性の良い学校です。


部活動

部活動は体育系8・文化系19。学校公式でも、仲間との絆や目標達成を重視する場として紹介されています。放課後は多くの生徒が部活動に参加し、学習支援室のチューターに相談しながら勉強を進める姿も見られます。

勉強一本というより、部活・行事・進学準備を全部やるタイプの学校です。進学校的な緊張感一辺倒ではなく、学校生活全体の充実度を重視したい家庭には向いています。


アクセス

最寄りJR「鶴見」駅より総持寺境内を通って徒歩15分
別ルート京急「花月総持寺」駅より徒歩10分
バス利用JR・東急「菊名」駅より臨港バス15分「亀甲山」下車徒歩7分/東急「綱島」駅より臨港バス20分「亀甲山」下車徒歩7分

アクセス面では、「駅から少し歩く」が実際のポイントです。特にJR鶴見駅から徒歩15分を長いと感じるかどうかは、説明会や文化祭で実際に歩いて確認したいところです。一方で、総持寺の境内を通る通学路は、この学校らしさでもあります。


併願の考え方

鶴見大学附属は、2/1午後の難関進学1次があるため、併願設計がしやすい学校です。

  • 2/1午前に他校を受けて、午後に鶴見大学附属
    午前に本命やチャレンジ校を受け、午後に難関進学1次を入れる流れはかなり組みやすいです。
  • 2/1午前から鶴見大学附属でスタート
    進学1次または適性検査でまず1本取りにいき、2/2・2/4へつなげる受け方もできます。
  • 英語・英検を持っている子は難関1次が相性◎
    国算英3科や英検加点を活用できるため、2/1午後の勝負校として使いやすいです。
  • 2/4は“最後の保険”ではなく“もう一度勝負”
    難関進学3次は募集10名で志願倍率が高いため、安易な安全校扱いは危険です。

本校を第一志望〜実力相応校に置くなら、複数回受験を前提に組む方が現実的です。特に進学クラス入試には複数回受験優遇もあるので、1回で決めるより設計しやすい学校と言えます。


対策の要点

  • 方式選びが最重要
    同じ学校でも、進学1次2科、適性、難関1次3科、難関3次算数1科では準備の中身がまったく違います。まず「どの方式で勝負するか」を決めてから勉強を組み立てるべきです。
  • 英検加点はかなり大きい
    準2級以上で30点加算は、特に難関進学クラスではインパクトがあります。加点対象方式を狙うなら、英検は早めに取っておきたいです。
  • 適性検査は“無対策で受かる”型ではない
    資料読み取り、文章表現、算数の基礎力が必要です。公立一貫型の練習をしている子には相性があります。
  • 4科は理社の時間配分が鍵
    社会・理科は合計45分で各50点です。スピードと正確さの両方が必要なので、ダラダラ解くと失点しやすいです。
  • 2/4算数1科は簡単ではない
    首都圏模試で49、日能研R4で41と、後半日程としてはしっかりした難度です。「最後だから楽」ではありません。

口コミの読み方

口コミは、鶴見大学附属のように特色がはっきりしている学校ほど、評価が割れやすいです。特に次の3点は意識して読むとブレにくいです。

  • 教科エリア型校舎をどう感じるか
    「質問しやすい」「大学のようで面白い」という声もあれば、「移動が大変」と感じる声もあります。
  • 校則や学校運営への感じ方
    厳しめと見る家庭もあれば、落ち着いた学校生活につながると見る家庭もあります。
  • 進学校として見るか、面倒見重視で見るか
    超難関進学校とは違う一方、学習支援や進路指導はかなり用意されています。どこに期待するかで評価が変わります。

実際、口コミサイトでは「先生に質問しやすい」「図書館が充実」「楽しく通える」という声がある一方で、「移動教室が負担」「校則が厳しめ」「アクセスがやや不便」といった声も見られます。良い・悪いをそのまま受け取るより、自分の家庭にとって重要な軸で読むことが大切です。


出典・根拠リンク


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