1.結論(要点)
浦和明の星女子中学校(以下「浦和明の星」)は、埼玉トップレベルのカトリック女子校で、 国公立大学や早慶上智・GMARCHなど難関大学への安定した進学実績を持つ進学校です。 1月入試校として「女子御三家」「豊島岡女子」など首都圏最難関校を目指す層の 実戦・前受け校としても定番のポジションにあります。
2026年入試は第1回(1/14)・第2回(2/4)の2回実施。 どちらも4科(国・算・理・社)300点満点で、面接はありません。 四谷大塚80%偏差値は第1回:63前後、第2回:60前後とされ、 日能研R4・SAPIX偏差値も60台前半ゾーンの難関女子校です。
昨年度(2025年度)の合格最低点は、 第1回が199点/300点、第2回が210点/300点。 満点の約7割近くを求められる高得点勝負の入試であり、 「標準問題を確実に得点し、難問でもう一歩積み増す」タイプの対策が必要になります。
学費は初年度納付金が約108万円前後、 2年次以降は年約57万円+諸費用と、首都圏女子最難関の中では標準〜やや控えめな水準です。 カトリック・ミッション校としての落ち着いた校風と、6年間一貫での学習・進路指導を重視するご家庭に 強くフィットする学校です。
2.基本データ
| 学校名 | 浦和明の星女子中学・高等学校 |
|---|---|
| 種別 | 私立・女子校・中高一貫(高校募集なし) |
| 所在地 | 〒336-0926 埼玉県さいたま市緑区東浦和6-4-19 |
| 最寄り駅 | JR武蔵野線「東浦和」駅 徒歩約8分 |
| 設置者 | 学校法人 浦和明の星女子学院 |
| 沿革 | 1967年 高等学校開校/2003年 中学校開校/2006年より高校外部募集停止・完全中高一貫へ |
| 生徒数 | 中高全体で約1,200名規模(中学各学年約200名) |
| 宗教 | カトリック(聖母被昇天修道会を母体とするミッションスクール) |
| 教育体制 | 3学期制・週6日制、1コマ50分授業。完全中高一貫カリキュラム。 |
3.2026年入試:名称・日程・配点
3-1.入試区分・日程・募集人員
| 入試名 | 試験日(2026年) | 募集人員 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 第1回入試 | 1月14日(水) | 約120名 | 4科入試・面接なし |
| 第2回入試 | 2月4日(水) | 約40名 | 4科入試・面接なし |
出願はすべてインターネット出願(Web出願)で行います。 出願期間・合格発表日・手続締切日は、年度ごとの募集要項で必ず最終確認してください。
3-2.試験科目・配点・時間
| 区分 | 科目 | 配点 | 試験時間 | 満点 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 国語・算数・理科・社会 | 国語100・算数100・理科50・社会50 | 国・算 各50分/理・社 各30分 | 300点 |
| 第2回 | 国語・算数・理科・社会 | 国語100・算数100・理科50・社会50 | 国・算 各50分/理・社 各30分 | 300点 |
面接や作文は課されません。4教科300点満点の一発勝負です。
4.偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都模試)
2026年入試(現小6世代)に向けた主要模試の偏差値の目安は、おおむね次のように整理できます。
| 入試名 | 四谷Aライン80% | 日能研R4(50%) | SAPIX(80%) | 首都圏模試80% |
|---|---|---|---|---|
| 第1回(1/14) | 63 | 63 | 54 | 74 |
| 第2回(2/4) | 60 | 61 | 53 | 72 |
模試ごとに受験母集団が異なるため、同じ学校でも数値に差が出ます。
5.昨年度の入試結果と合格基準点(2025年度)
5-1.合格最低点
| 年度 | 入試名 | 満点 | 合格最低点 | 得点率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 第1回 | 300点 | 199点 | 約66% |
| 2025年度 | 第2回 | 300点 | 210点 | 約70% |
第2回の方が高得点勝負になっている点に注意が必要です。 目安としては、
- 第1回…210点以上(7割)でかなり安全圏
- 第2回…210点が最低ラインで、220点超を狙うイメージ
と考えておくと、過去問演習の目標設定がしやすくなります。
6.進学実績(東大・医学部・国公立・早慶上智・GMARCH)
直近年度の大学合格実績(延べ数ベース)のイメージは以下の通りです。
| 区分 | 合格者数の目安(2025年度) | コメント |
|---|---|---|
| 東京大学・京都大学 | 数名程度 | 毎年、東大・京大に現役・既卒合格者 |
| 一橋・東工など旧帝大 | 10〜20名程度 | 難関国公立へのパイプも太い |
| 国公立大学 計 | 50〜60名程度 | 首都圏国立(東工大・一橋・筑波・埼玉大など)に多数 |
| 早稲田・慶應・上智 | 100名前後 | 早稲田・慶應・上智にバランス良く合格 |
| GMARCH | 140名程度 | MARCHクラスへの進学先も非常に多い |
| 医学部医学科 | 国公立+私立で十数名 | 東大理Ⅲ・防衛医大・私立医など実績多数 |
全体として、「首都圏女子校の中でもトップクラスの大学進学実績」を安定して出している学校です。 東大・一橋・東工・旧帝大・医学部を狙える層から、 早慶上智・MARCHなど難関私大志向の層まで幅広く対応できる進学校と言えます。
7.学費(2026年度目安)
学校公式「生徒納入金」資料に基づく、中1の年間学費イメージです。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 250,000円 | 入学手続時に納入 |
| 施設設備費 | 250,000円 | 入学時一括 |
| 授業料 | 336,000円 | 年額(月額28,000円×12か月) |
| 維持費 | 192,000円 | 年額(月額16,000円×12か月) |
| 諸会費等 | 45,400円 | 保護者会費・校友会費など |
| 初年度合計(学費のみ) | 1,077,400円 | 教材費・研修費等は別途 |
このほか、教材費・制服・体操服・学年ごとの宿泊行事(合宿・修学旅行)等の費用が必要です。 2年次以降は入学金・施設費が不要となり、授業料・維持費・諸会費を合わせて年約57万円+諸費用 と見込んでおくと家計シミュレーションがしやすくなります。
8.校風・学びの特色
8-1.校風
- カトリックの精神に基づき、「正・浄・和」を校訓とする女子校。
- 「競争より成長」「人との比較より自分自身の成長」を重んじる学校文化。
- 教師と生徒の距離が近く、面倒見がよいという評価が多い。
- 一方で、課題や小テストの量は多く、「真面目にコツコツ取り組む子」に向く環境。
8-2.学びの特色
- 完全中高一貫としてカリキュラムを設計し、高2までに主要科目をほぼ修了。
- 高3は大学入試演習を中心に、国公立・難関私大向け講座を多数用意。
- 英語・数学を中心に少人数授業や習熟度別クラスを組み、上位層の伸長と下支えの両立を図る。
- 宗教・倫理教育を重視し、ボランティア活動・奉仕活動の機会も豊富。
- 探究活動やプレゼンテーションも積極的に取り入れ、思考力・表現力を鍛える。
9.部活動
9-1.運動部の例
- 新体操部・水泳部・バスケットボール部・バレーボール部・テニス部・陸上部 など
- 全国レベル・関東レベルで活躍する部も複数
9-2.文化部の例
- グリー部(合唱)・吹奏楽部・放送部・演劇部・百人一首部
- 理科系クラブ・美術部・書道部・写真部 など
部活加入率は非常に高く、ほとんどの生徒が何らかの部に所属します。 「中学から本気で部活にも取り組みたいが、勉強も妥協したくない」というタイプに適した環境です。
10.アクセス
- JR武蔵野線「東浦和」駅より徒歩約8分
- さいたま市内・川口市・越谷市など武蔵野線沿線から通学しやすい立地
- 東京都内(府中本町〜西船橋方面)からの通学者も多い
駅からは住宅街の中を歩く経路で、人通りも比較的多く、治安面で大きな不安は少ないエリアです。
11.併願の考え方
11-1.明の星を「第一志望」にするケース
- 1/10前後に栄東(A・B日程)や大宮開成などで実戦経験+合格の確保。
- 1/13淑徳与野など同レベル校と併願し、1/14明の星第1回を本命として受験。
- 第1回合格後も、入学金延納制度を利用して2/1以降のチャレンジ校を受験するパターンが多い。
- 2/4第2回は「第1回であと一歩だった層」「2/1〜3の結果を踏まえた再チャレンジ」として位置付け。
11-2.女子御三家・豊島岡などと併願するケース
- 御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)や豊島岡女子・フェリスなどを本命とし、明の星を強力な前受け校とする。
- 1月前半に埼玉・千葉入試を複数こなし、1/14明の星で「本番レベルの4科入試」に慣れておく。
- 第1回・第2回を両方受験し、どちらかで合格を確保してから2月入試に臨む構成もあり。
12.対策の要点
12-1.全体方針
配点は国語・算数が各100点、理科・社会が各50点。 合格最低点が「200点前後〜210点超」であることから、4科合計で約7割を安定して取ることが目標になります。
12-2.科目別のポイント
- 算数: 難度は高めで、標準〜やや難レベルの問題をスピーディーに処理する必要があります。 比・割合・速さ・図形・場合の数など典型分野を塾の難関校テキストで固め、 「完答できる大問を確実に取り切る」練習が不可欠です。
- 国語: 長文読解2題+知識問題の構成が中心。記述も一定量出題されます。 要約力・心情理解・論理構造の把握を鍛え、模試・過去問の記述は必ず添削を受けて質を高めましょう。
- 理科: 知識+計算+グラフ・実験考察とバランスの良い出題。 分野によって難度差が出やすいので、苦手分野(特に物理・化学計算)を早めに潰しておくことが重要です。
- 社会: 地理・歴史・公民ともに標準以上の知識が求められ、記述・資料読み取りも頻出。 時事問題も絡むため、時事テキストやニュース解説で「背景知識」を広げておくと有利です。
12-3.過去問演習の目安
- 第1志望の場合:小6夏〜秋にかけて過去問8〜10年分を目標。
- 併願校の場合:最低でも5年分は解いて出題パターンを把握。
- 各年度で「合格最低点・合格者平均」と自分の得点を比較し、科目別の不足点数を可視化。
13.口コミの読み方
インターエデュなどの口コミでは、
- 「先生が熱心で、面倒見が良い」
- 「課題は多いが、きちんと取り組めば必ず力が付く」
- 「真面目な生徒が多く、校風が合えばとても居心地が良い」
といったポジティブな声が多く見られます。 一方で、
- 「課題の多さ・テストの頻度が負担」「部活との両立がハード」という声
- 「校則はそれなりにあり、自由度よりも秩序を重視するタイプの学校」という指摘
などもあり、「自由さ」より「規律+学習」のバランスを重視するご家庭向きといえます。 口コミはあくまで主観であるため、
- 公式の進学実績・入試結果
- 説明会・文化祭での印象
- 複数年度・複数サイトの口コミ
を総合して判断するのが実務的です。
14.出典・根拠リンク
- 浦和明の星女子中学・高等学校 公式サイト(学校案内・教育内容・入試情報・生徒納入金)
- 浦和明の星女子中学校 2026年度生徒募集要項・入試要項PDF
- 四谷大塚「学校データ」浦和明の星女子中学校(偏差値・基本情報)
- 日能研「予想R4一覧」(首都圏女子校・難関校偏差値)
- 首都圏模試センター「学校別偏差値マップ」(80%偏差値)
- 中学受験スタディ「浦和明の星女子中学校」大学合格実績・入試結果・学費
- インターエデュ掲示板「浦和明の星女子中学・高等学校」関連スレッド
数値・日程等は記事作成時点の公表情報をもとにしています。 出願前には必ず最新の募集要項・公式情報で確認してください。

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