2026年度(令和8年度)の埼玉県私立中学入試は、1月10日前後から集中的に実施されます。その中でも1月14日は、
- 大宮開成中学校 第2回入試(共学)
- 開智未来中学校 第2回入試(共学)
- 星野学園中学校 総合選抜入試(共学)
- 西武台新座中学校 適性検査型入試/第1回チャレンジ入試(共学)
- 浦和明の星女子中学校 第1回入試(女子校)
といった人気・実力校が集中する日程です。中でも浦和明の星女子・大宮開成・星野学園は、2月入試を見据えた「本気の勝負日」として位置づけるご家庭も多くなります。
1.結論(最短把握)
- 午前帯は「難関〜上位校メイン」。大宮開成第2回・開智未来第2回・星野学園総合選抜・浦和明の星女子第1回が並び、1月後半に向けた最重要日の一つです。
- 浦和明の星女子は、女子最上位クラスの偏差値帯(日能研R4=64・四谷Aライン=65・首都圏模試=74)。「東京女子御三家+難関共学」を視野に入れる層が本気で受けに来る入試です。
- 大宮開成第2回は、全日程共通の4科入試。第1回より募集定員が小さい一方、複数回受験者の「押さえ」ニーズも集まり、実質難度は第1回と同等〜やや高めと見てよいでしょう。
- 開智未来第2回は、4科/国算英/2科の選択制。日能研R4=37、四谷Aライン=39と「中堅〜準上位ゾーン」ですが、T未来・開智併願型との組み合わせで戦略的な併願パーツになります。
- 星野学園総合選抜は、2025年度の受験者・倍率が大きく伸びた入試。2〜4科選択+スライド合格の仕組みもあり、2026年度も「昨年並み〜やや難化」水準で推移する可能性が高いです。
- 西武台新座の適性検査型・チャレンジ入試は、公立中高一貫対策+私立併願を両にらみする層向け。偏差値帯は中堅レベルで、確実な合格ライン確保を狙いやすいポジションです。
以下、学校別に入試方式・日程・難易度の見通しを整理します。
2.1月14日実施校一覧(午前・午後)
| 区分 | 学校名 | 試験名 | 実施時間帯 | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| 共学 | 大宮開成中学校 | 第2回入試 | 1月14日 午前 | 1月15日 11:00(Web) |
| 共学 | 開智未来中学校 | 第2回入試 | 1月14日 午前 | 当日夜〜翌日(Web)※前年実績ベース |
| 共学 | 星野学園中学校 | 総合選抜入試 | 1月14日 午前 | 1月14日 夜(Web) |
| 共学 | 西武台新座中学校 | 適性検査型入試 | 1月14日 午前 | 1月15日(Web) |
| 女子校 | 浦和明の星女子中学校 | 第1回入試 | 1月14日 午前 | 1月16日 9:00〜16:00(Web) |
| 共学 | 西武台新座中学校 | 第1回チャレンジ入試 | 1月14日 午後 | 1月14日 夜(Web) |
3.学校別:入試概要と難易度の見通し
(1)大宮開成中学校 第2回入試(共学)
入試方式・日程
- 試験日:2026年1月14日(水)午前
- 募集定員:第2回 30名(全体150名:第1回80・特待生選抜40・第2回30)
- 試験科目:全日程共通4科
- 国語:50分・100点
- 算数:50分・100点
- 社会+理科:合計50分・各50点
- 時間割:集合8:30 → 国語8:45〜9:35 → 算数9:55〜10:45 → 社会・理科11:10〜12:00
- 出願:Web出願(2025年12月1日〜2026年1月13日23:00)
- 合格発表:1月15日(木)11:00 Web発表(得点・合格最低点も開示)
難易度・出願動向の予想
- 2024年度の日能研R4(結果偏差値)は57、四谷大塚Aラインは54、首都圏模試80%偏差値は65と、「難関寄りの上位校」ポジションにあります。
- 日能研の倍率速報では、第2回は応募者数・倍率とも安定しており、予想R4も57で横ばい。ここ2〜3年は難度が高位で安定しているとみてよいでしょう。
- 第1回(1/10)で合格できなかった層+「複数回受験による繰り上げ」を狙う層が受験するため、学力層はむしろ締まる傾向があります。
2026年度の見立て:出願規模は前年と大きくは変わらないと見られ、偏差値ベースでは「昨年並み」、実感難度は「第1回と同等〜やや上」程度を想定すると安全です。
(2)開智未来中学校 第2回入試(共学)
入試方式・日程
- 試験日:2026年1月14日(水)午前
- 試験区分:第2回入試
- 試験科目:
- 4科:国語・算数・理科・社会
- 2科:国語・算数
- 国算英型:国語・算数・英語(2科/3科扱いは年度により変動。詳細は募集要項参照)
- 出願:Web出願(12月〜1月13日頃まで/miraicompass利用)
- 合格発表:1月14日夜〜翌日Web発表(前年実績ベース)
難易度・出願動向の予想
- 日能研の予想R4は37(第2回 4科/国算英/2科共通)。
- 四谷大塚のAライン(80%偏差値)は、男子・女子とも39(「開智未来(2回)」1/14)。
- 同校の1/10「第1回」や1/12「T未来」よりはやや偏差値帯が低く、「実力相応〜ややチャレンジ」レベルの受験生が多いゾーンです。
2026年度の見立て:2025年度は大幅な難化も易化もなく推移しており、R4=37前後で落ち着いています。開智学園グループ全体の人気は高いものの、第2回単体の難度は「昨年並み」と見てよいでしょう。T未来・算数1科・併願型との組み合わせで「開智系の抑え」ポジションとして使いやすい回です。
(3)星野学園中学校 総合選抜入試(共学)
入試方式・日程
- 試験日:2026年1月14日(水)午前
- 試験名:総合選抜入試
- 試験科目(選択制):
- 4科型:国語・算数・理科・社会
- 3科型:国語・算数・英語
- 2科型:国語・算数
- 募集:全日程合計160名(内部進学60を含む)の一部として選抜
- 合格発表:1月14日当日夜(Web発表)
難易度・出願動向の予想
- 2024年度から2025年度にかけて、総合選抜の志願者数・倍率が大きく上昇しました。
- 2024年度:応募528名・受験162名・合格96名・倍率1.7倍
- 2025年度:応募501名・受験169名・合格51名・倍率3.3倍
- 偏差値は、日能研R4=42・四谷Aライン=43・首都圏模試80%偏差値=55と、中堅〜上位ゾーンに位置します。
- 進学・理数の各入試からのスライド合格枠もあり、序盤で取りこぼした層の「ラストチャンス」としても機能しているため、受験層はやや厚めです。
2026年度の見立て:倍率が急騰した翌年であり、極端な出願増は見込みにくい一方、人気・難度とも高位安定が予想されます。4科・3科・2科いずれを選んでも6〜7割得点を確実に取り切る力が求められると考えておくと安全です。
(4)西武台新座中学校 適性検査型入試/第1回チャレンジ入試(共学)
入試方式・日程
- 適性検査型入試(午前)
- 試験日:2026年1月14日(水)午前
- 出題:適性検査I・II(読解・資料読解型+数理・科学的思考型)
- 公立中高一貫校の適性検査に近い形式で、記述・資料読み取りを多く含む。
- 第1回チャレンジ入試(午後)
- 試験日:2026年1月14日(水)午後
- 科目:2科(国・算)または4科(国・算・理・社)選択制
- チャレンジ入試は「到達度を試す位置付け+特待判定」色の強い回で、同日午前の適性検査型との併願も可能。
難易度・出願動向の予想
- 大手模試4社の偏差値表では、西武台新座は一部の入試回のみ掲載で、1月14日実施回の回別80%偏差値データは非掲載となっています(=表では「–」扱い)。
- 学校全体としては、日能研R4で40弱〜40前後、首都圏模試偏差値で50前後の中堅レベルに位置づけられます。
- 適性検査型は、公立中高一貫校(市立浦和・大宮国際・川口市立高附属など)との併願をにらんだ受験生が中心。問題自体は標準レベル〜やや思考力寄りで、合格ラインも5〜6割程度と想定されます。
2026年度の見立て:偏差値帯・受験層ともに大きな変化は想定しづらく、「昨年並み」の難度予想です。私立の安全校として押さえつつ、公立一貫対策の実戦練習にもなる設計と考えておくとよいでしょう。
(5)浦和明の星女子中学校 第1回入試(女子校)
入試方式・日程
- 試験日:2026年1月14日(水)午前
- 募集定員:第1回 120名(第2回 40名)
- 試験科目:
- 国語:50分・100点
- 算数:50分・100点
- 理科・社会:合計50分・各50点(理社合わせて50分)
- 面接:実施なし
- 合格発表:1月16日(金)9:00〜16:00 Web発表
難易度・出願動向の予想
- 偏差値は女子の埼玉トップクラスで、1回(1/14)の80%偏差値は以下の通りです。
- SAPIX:57
- 日能研R4:64
- 四谷大塚Aライン:65
- 首都圏模試80%:74
- 女子最上位層は「浦和明の星+東京女子御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)+難関共学」を組み合わせる併願パターンが一般的で、前受けというより本命〜準本命として受験するケースが多いです。
- ここ数年、合格者数を大きく増減させておらず、日能研R4も60台前半〜半ばで推移しているため、2026年度も「昨年並みの超難関」と考えてよいでしょう。
2026年度の見立て:偏差値帯・人気とも高位安定で、簡単には合格できない入試です。4科合計で7割以上を安定して出せるかが合格ラインの目安になります。
4.主要模試4社の80%偏差値比較(1月14日実施校)
最後に、1月14日に実施される主な入試回について、SAPIX・日能研R4・四谷大塚Aライン・首都圏模試80%偏差値を整理します。
※原則として、2024年〜2025年公表データ(2025入試結果・2026予想)をもとにしています。回別データが公開されていない入試は「―」としています。
| 学校・試験(2026年1月14日) | SAPIX 80% | 日能研R4 | 四谷Aライン | 首都圏模試 80% |
|---|---|---|---|---|
| 大宮開成中学校 第2回(4科) | ― | 57 | 54 | 65 |
| 開智未来中学校 第2回(4科/国算英/2科) | ― | 37(予想R4) | 39 | ―(学校全体は50前後) |
| 星野学園中学校 総合選抜入試 | ― | 42 | 43 | 55 |
| 西武台新座中学校 適性検査型/チャレンジ | ― | ―(40弱帯の学校全体データのみ) | ― | ― |
| 浦和明の星女子中学校 第1回(4科) | 57 | 64 | 65 | 74 |
※具体的な偏差値の参照元:
- 埼玉中学校偏差値ランキング(サピックス・日能研・四谷・首都圏模試)
- 開智未来中学校(四谷大塚データ・Aライン80%偏差値)
- 浦和明の星女子中学校(女子校・共学女子の偏差値一覧)
- 日能研「倍率速報・予想R4一覧」(大宮開成・開智未来ほか)
- 各校募集要項・入試要項(大宮開成・浦和明の星・星野学園・西武台新座など)
5.まとめ:1月14日の位置付けと併願の考え方
1月14日は、
- 浦和明の星女子:女子最上位の本気勝負日
- 大宮開成第2回:大宮開成を第一志望〜準本命とする層の「取り切り回」
- 開智未来第2回・星野学園総合選抜:中堅〜上位ゾーンの実力相応〜チャレンジ校
- 西武台新座:公立一貫+私立安全校の両にらみ
という構図になっています。
1月10〜12日である程度合格を確保したうえで、
- 「もう一段上を目指すチャレンジ枠」として大宮開成第2回・星野総合選抜・浦和明の星を受けるのか
- 2月1日以降の東京・神奈川本番を見据えた実戦練習+安全網として開智未来第2回・西武台新座を組み込むのか
を、偏差値だけでなくお子さまの得意科目・併願予定校との相性を踏まえて設計していくことが重要です。
この記事をたたき台に、手元の模試成績(特に日能研R4・四谷Aライン・首都圏模試80%)と見比べながら、「どこで合格を取り切るか」「どこまでチャレンジするか」を具体的に決めていただければと思います。

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