明治大学付属明治中学校〖2026年入試〗徹底解説

目次

結論(要点)

ポイント1明治大学唯一の直系付属校で、卒業生の約9割が明治大学へ推薦進学する「10年一貫(中3〜大学4年)」の進学ルートを持つ共学校です。2024年度卒業生では、278名中258名が明治大学へ進学しており、大学受験から解放された環境で学べる点が最大の特徴です。

ポイント2一方で入試難度は年々上昇しており、四谷大塚Aライン偏差値は第1回61・第2回63、首都圏模試80%ラインも男子71〜72・女子73〜74と、「GMARCH附属トップ帯」の中でも難関校ポジションにあります。

ポイント32025年度入試では第1回・第2回とも4科350点満点入試で、合格最低点は第1回195点/350点、第2回220点/350点。実質倍率は第1回約3.0倍、第2回約4.3倍と、特に第2回はやや高倍率になっています。

ポイント4「権利自由・独立自治」「第一級の人物たれ」という明治大学以来の精神を受け継ぎ、広大な調布キャンパスで文武両道を掲げる校風です。大学附属校の安心感を重視しつつ、部活動や学校行事も楽しませたいご家庭にフィットしやすい学校といえます。

基本データ

学校名明治大学付属明治中学校・明治高等学校
所在地〒182-0033 東京都調布市富士見町4-23-25
設置形態私立・共学・中高一貫(+高校からの募集あり)
設置者学校法人明治大学(明治大学直系付属校)
創立1912年 旧制明治中学校として開校(2008年に調布キャンパスへ移転)
大学進学毎年約9割が明治大学へ推薦進学(2024年度:明治大258名/他大学20名/その他1名)
教育の特色10年一貫構想/明治大学との高大連携講座/週6日制・主要5教科重視/英語・数学の補習講座(7時間目)など
キャンパス規模調布移転により旧校舎の約5.5倍の敷地、2倍の床面積を持つ広いキャンパス
最寄り京王線「調布」「飛田給」、JR中央線「三鷹」、JR南武線「矢野口」などからスクールバス利用
通学圏東京都西部・多摩エリアを中心に、神奈川・埼玉からも通学者多数(遠距離通学生も少なくありません)

2026年入試:名称・日程・配点

2026年度(2026年4月入学)の中学入試は、例年通り「第1回」「第2回」の2回実施です。いずれも4教科(国・算・理・社)のみで、面接はありません。

試験名称試験日・集合時間募集人数教科・配点試験時間出願期間検定料
第1回第1回入学試験2026年2月2日(月) 8:15集合男子約45名・女子約45名(帰国生含む)国語100点・算数100点・理科75点・社会75点(合計350点)1限 国語 8:30〜9:20(50分)
2限 算数 9:40〜10:30(50分)
3限 理科 10:50〜11:30(40分)
4限 社会 11:50〜12:30(40分)
2026年1月10日(土)0:00〜1月26日(月)15:00(Web出願)30,000円
第2回第2回入学試験2026年2月3日(火) 8:15集合男子約30名・女子約30名(帰国生含む)国語100点・算数100点・理科75点・社会75点(合計350点)第1回と同一時間割同上(第1回と同一期間)30,000円

※詳細は必ず学校公式サイトの「2026年度中学入試情報」「入学試験要項」PDFを確認してください。

偏差値比較(SAPIX/日能研R4/四谷Aライン/首都圏模試)

主要4模試(サピックス・日能研・四谷大塚・首都圏模試センター)の2025年〜2026年向けデータから、明治大学付属明治中学校の「80%合格ライン」のイメージを整理します。

日程SAPIX
80%
日能研
R4(80%)
四谷大塚
Aライン80%
首都圏模試
80%
第1回2/255前後6161男子71〜72/女子73〜74
第2回2/356前後61前後63男子71〜72/女子73〜74

・SAPIXは公開情報が限定されているため、近年の合格者・合格可能性ラインを整理した外部資料をもとにした「目安」です。
・日能研R4は首都圏結果一覧で「共学・私立・61」のゾーンに位置付けられています。
・四谷大塚Aライン・首都圏模試の値は、ダイヤモンド教育ラボ記事および各社公式の最新表をもとにしています。

昨年度の入試結果と合格基準点(2025年度)

2025年度 募集・志願状況(男女合計)

年度志願者数受験者数合格者数実質倍率
2025第1回(2/2)658587198約2.96倍
2025第2回(2/3)54932776約4.30倍

※男女別内訳・帰国生人数などの詳細は、学校公式「2025年度中学受験入試データ」PDFに掲載されています。

2025年度 教科別成績と合格最低点(4科350点満点)

区分4科合計(350点満点)
受験者平均合格者平均合格最高点合格最低点
第1回全体183.23点218.39点260点195点
第2回全体197.72点235.29点277点220点

・第2回は受験者平均・合格者平均ともに第1回より高く、受験層がやや絞られていることがわかります。
・合格目安としては「合格最低点+20点」を安定して超えられるかどうかが一つのラインになります。

進学実績(明治大学・他大学のイメージ)

明治大学付属明治中学校は、「明治大学への安定した進学」を第一目的とする附属校です。東大・京大・国公立・早慶上智・GMARCHへの進学実績も一定程度ありますが、基本的には「明治大学進学」が出口の中心になります。

区分進学・合格状況(2024年度卒業生ベース)コメント
明治大学258名卒業生278名中258名が明治大学へ進学(約93%)。法・政経・商・理工・総合数理など全学部に進学者あり。
他大学20名一橋・東京工業・北海道大学などの国公立、早稲田・慶應・上智・東京理科大・医学部医学科・薬学・看護系などに現役合格者を輩出。
その他1名留学・他進路など。海外大学(University of Warwickなど)への進学例もあります。

・上記は「進学先」の内訳であり、他大学への「合格」自体は、国公立・私立・海外大学を含めて一覧PDFに多数掲載されています。
・ただし、多くの生徒は明治大学進学を前提にしており、難関国公立・医学部を積極的に目指す「進学校型」とは進路戦略が異なります。

学費

2023年度以降入学者の中学校学費(年額)は以下の通りです。2026年度入試でも基本的な枠組みは同水準と見込まれます。

項目タイミング金額備考
入学金入学手続時300,000円初年度のみ
授業料1〜3学期年額 632,400円1学期263,500円/2学期210,800円/3学期158,100円
教育充実料入学手続時+2・3学期年額 282,000円入学時117,500円/2学期94,000円/3学期70,500円
生徒会費1学期5,000円年額
PTA入会金入学手続時10,000円初年度のみ
PTA会費1学期22,000円年額
初年度納入金 合計1,251,400円制服・スクールバス等を除く

・別途、制服・体操服・指定靴などで約12〜15万円、学年費約55,000円、林間学校費用約33,000円、スクールバス費用66,000円程度がかかります。
・明治大学教育振興協力資金(寄付金)は任意です。

校風・学びの特色

大学附属ならではの「10年一貫」

明治大学付属明治は、「中学3年+高校3年+大学4年」の10年一貫教育を前提にカリキュラムが組まれています。高校の段階から明治大学の授業を履修できるプレカレッジプログラムや、高大連携講座など、「大学で学ぶこと」を意識した科目が多く用意されています。

「競争より協働」を掲げるメッセージ

学校説明会などで語られる「この学校に入ったら競争はしなくていいよ」「仲間とともに成長しよう」というメッセージが象徴的です。中学受験までは競争に晒されますが、入学後は「助け合える仲間とともに学ぶ」ことを重視する方針で、口コミでも「雰囲気がよい」「生徒が明るい」という声が多く見られます。

主要5教科重視+補習講座

週6日制で授業時間数を確保し、主要5教科(国数英理社)を重視した時間割です。中高を通じて英語と数学の補習講座(7時間目)なども設定されており、大学附属とはいえ学習面は「それなりに厳しめ」との口コミが多い印象です。

英語・理系にも強い環境

英語教育では検定教科書にとどまらず、多読・プレゼンテーションなど実用的な活動も取り入れています。他大学合格実績には、東京科学大学・一橋大学・国公立理工系・医学部医学科なども並び、「明治大学+α」を目指す生徒にも一定のルートがある学校です。

部活動

明治大学付属明治では、ほとんどの生徒(中学約99%、高校約92%)がいずれかの班・部に所属しており、文武両道を掲げた活動が行われています。

班活動・運動部文化部
【班活動】生徒会本部/応援指導班/新聞班/吹奏楽班/放送班/図書班 など
【運動部】剣道部/硬式野球部/中学野球部/高校山岳部/水泳部/スキー部/卓球部/柔道部/ソフトテニス部/バレーボール部/バスケットボール部/バドミントン部/陸上競技部/サッカー部/硬式テニス部(男子・女子)
ESS/マンドリン部/物理部/化学部/生物部/書道部/地理研究部/歴史研究部/美術部/JRC/地学部/映画部/コンピュータ部/鉄道研究部/ダンス部 など

運動系・文化系ともに選択肢が豊富で、テニス・サッカー・水泳・吹奏楽・ダンスなどが特に人気です。

アクセス

所在地東京都調布市富士見町4-23-25
最寄り駅京王線「調布駅」よりスクールバス約10分
京王線「飛田給駅」よりスクールバス約10分
JR中央線「三鷹駅」よりスクールバス約20分
JR南武線「矢野口駅」よりスクールバス約25分
バス停小田急・京王バス「大沢コミュニティセンター」「調布中学校」下車徒歩約3分
通学の印象都心からはやや距離がありますが、スクールバス網が整備されており、遠距離通学でも比較的負担が小さいという声が多い学校です。

併願の考え方

明治大学付属明治は、「GMARCH附属トップゾーン」の代表格として、以下のような併願パターンで選ばれることが多い学校です。

① 明大明治を“本命レベル”に据えるパターン

  • 2/1:青山学院・中央大学附属・学習院などの附属・準附属共学校
  • 2/2:明治大学付属明治(第1回)
  • 2/3:明治大学付属明治(第2回)または明治大学付属中野・明治大学付属八王子 など

「明治大学への進学が第一希望」というご家庭では、明大明治を軸に明治大附属グループや他GMARCH附属を組み合わせるケースが多いです。

② 早慶附属・最難関共学校との組み合わせ

  • 2/1:渋谷教育学園渋谷・渋谷幕張・慶應義塾中等部(女子は他校)など
  • 2/2:明治大学付属明治(第1回)
  • 2/3:早稲田実業学校中等部や他の早慶附属、または明大明治第2回

「第一志望は早慶附属や最難関共学校だが、GMARCH附属の安心も確保したい」という層が選びやすい組み合わせです。

③ 共学校志向・グローバル志向との併願

  • 2/1:広尾学園・三田国際科学学園・芝国際・都市大等々力など
  • 2/2:明治大学付属明治(第1回)
  • 2/3:明治大学付属明治(第2回)+他共学校(広尾学園小石川など)

併願を組む際は、「どこで最初の合格を確保するか」「附属か進学校か」「通学時間」の3点を早めに整理しておくと、塾との相談もスムーズになります。

対策の要点

国語:長文読解+記述量の多さに慣れる

  • 説明的文章中心の長文読解がメインで、1万字を超える文章量になる年度もあります。
  • 要旨説明や内容説明など、記述問題が多く、字数指定も細かいのが特徴です。
  • 過去問・類題で「時間内に解き切る」練習を重ねるとともに、添削を通じて記述の質を高めておくことが重要です。

算数:標準〜やや難。途中式・考え方で部分点を取りにいく

  • 大問1の小問集合は配点が高く、確実に得点したいゾーンです。
  • 大問2以降は、「式や考え方」を記述させる問題が中心で、途中式による部分点も重視されます。
  • 速さ・割合・図形(相似・面積・体積)・場合の数・数の性質など、典型分野を塾テキスト+過去問でしっかり固めておきましょう。

理科・社会:基礎知識+資料読み取りのバランス

  • 理科は4分野(物理・化学・生物・地学)からバランスよく出題され、グラフ読み取り・実験考察・計算問題がセットで出る構成です。
  • 社会は地理・歴史・公民の標準〜やや難レベルに、統計資料や時事問題が絡む問題が多くなっています。
  • 一問一答だけでなく、資料問題・記述問題の演習量を確保することが合格点確保には欠かせません。

過去問演習の目安

  • 第1回・第2回あわせて直近5〜7年分を最低ライン、可能なら10年分を目標に。
  • 4科合計で「合格最低点+20点」を安定して超えられるようになれば、本番でも合格圏内と考えやすいです。
  • 2月1日入試(他校)→2日・3日の明大明治という流れを意識し、本番と同じ時間帯で模擬本番を行っておくと効果的です。

口コミの読み方

明治大学付属明治は、インターエデュ・みんなの中学情報・各種ブログなどで口コミが多い学校です。情報量が多い分、読み方には少しコツがあります。

よく見られるポジティブな声

  • 「校舎がきれいで施設が充実している」「生徒が明るく、毎日楽しそうに通っている」という学校生活への満足度の高さ。
  • 「勉強だけでなく行事・部活も盛んで、まさに文武両道」「英語に力を入れており、卒業時の英語力が高い」という評価。
  • 「いじめをほとんど聞かない」「先生と保護者が連携してトラブル対応してくれる」という安心感。

注意して読みたいポイント

  • 「附属だから楽」という先入観と、「実際は授業が厳しく課題も多い」という体感のギャップが口コミ上で混在しています。
  • 通学時間やスクールバス利用については、遠距離通学の負担をどう見るかで評価が分かれます。
  • 古い年度の口コミは、調布移転直後やカリキュラム再編前の情報も含まれるため、必ず最新の大学進学データとあわせて確認することをおすすめします。

出典・根拠リンク

同偏差値帯・共学校/グローバル校(当サイト内)

中学受験カテゴリ(当サイト内)

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