目次
目次
- 今年の結論(最短まとめ)
- 極大日時・月明かり・見える数
- どこを見る?何時に見る?観測のコツ
- 撮影ガイド(スマホ/カメラ)
- しし座流星群のしくみ(科学解説)
- 過去の大出現と次のチャンス
- よくある質問
- 関連記事(宇宙シリーズ)
- 参考リンク
1. 今年の結論(最短まとめ)
- 最も見やすい時間帯:11月18日(火)未明〜明け方、とくに午前2時〜4時ごろ。
- 期待できる数:暗い空で毎時10〜15個が上限の目安。都市部では毎時1〜5個程度。
- 月明かり:新月前で有利。細い月の影響は小。
- 方角:特定の一点ではなく「空全体」。寝転んで広視野で。
- 安全と快適:防寒最優先。首回り・足元・座れる装備。
2. 極大日時・月明かり・見える数
極大(活動のピーク):日本時間で11月18日(火)03時ごろの予想。17日深夜〜18日明け方が最狙いです。新月は11月20日で、月明かりの影響は小さく、今年は条件良好です。
- ZHR(理想条件の基準値):約15。
- 国内の実視値の目安:暗い郊外で毎時5個前後、よくて10個台。街明かり下では減少。
- 活動期間:おおむね11月上旬〜下旬(11/3〜12/2ごろ)。
※「ZHR=15」は天頂・無光害・透明度極上という前提の指標です。実際の見え方は空の暗さや放射点の高度で大きく変わります。
3. どこを見る?何時に見る?観測のコツ
時間帯
- 放射点(しし座)は真夜中ごろに昇り、明け方に高くなります。午前2時以降が基本の勝負時間です。
- 極大前後は17日深夜〜18日明け方を最優先。翌18日深夜も様子見の価値あり。
見る方向
- 空全体を広く。放射点付近にこだわらず、頭上〜月と反対側をゆったり眺めます。
- 視野を広げるため、椅子やレジャーシートで寝転ぶのが最適です。
場所選びと準備
- 街明かりを避ける。公園の端や河川敷、海沿い、高原などで東〜南東が開けた場所を確保。
- 防寒最優先:ダウン・手袋・ホッカイロ・ネックウォーマー。地面から冷えるので断熱マット必須。
- 赤ライト、飲み物、モバイルバッテリー、虫除け。ゴミは持ち帰る。
待ち方のコツ
- 暗順応に最低20〜30分。スマホの明るい画面は極力見ない。
- 雲の切れ間戦略。全天を見渡し、雲量が少ない方向に視線を置く。
4. 撮影ガイド(スマホ/ミラーレス・一眼)
スマホ
- 「星空」「夜景」モードがあればON。なければISO 1600前後・露出15〜30秒、ピントは無限遠付近。
- 三脚+リモート、またはセルフタイマーで手ぶれ回避。レンズ前面は定期的に拭く。
- 動画の長時間タイムラプスも有効。後で明るい流星だけ抽出できます。
カメラ(広角固定)
- レンズ:フルサイズ14〜24mm相当。設定の目安:F2.0〜2.8、ISO 3200前後、15〜20秒、WBはオートか4000K付近。
- 三脚固定で連写。ノイズ低減の長秒NRはOFF(連写効率を優先)。RAW保存推奨。
- 露出はヒストグラムで確認。白飛び回避のためハイライトを抑える。
応用
- 広角1台は全天監視、もう1台をやや高い空へ。月が出ていれば月と反対側を狙う。
- 流星痕(煙のような残光)はやや長めの露出で写りやすい。
5. しし座流星群のしくみ(科学解説)
- 母天体:周期彗星 55P/テンペル・タットル。
- 公転周期:約33年。周期的に活動が強まることがあります。
- 流星の速さ:大気突入速度およそ70km/s。明るく鋭い流星が特徴。
- 放射点:しし座(ししの大鎌付近)。夜半に昇り、明け方高く。
地球が彗星の残した微粒子流(ダストトレイル)を横切ると、粒子が大気で発光して流星になります。年ごとの濃淡差や通過の当たり外れで出現数が変わります。
6. 過去の大出現と次のチャンス
- 歴史的な1966年の流星嵐、1999〜2001年の大出現が有名。
- 母彗星は2031年に近日点通過予定。2030年前後は活動がやや強まる可能性が論じられます(確定ではありません)。
7. よくある質問
Q. 方角は?
A. 空全体を広く見ます。月が出ていれば月と反対側が見やすいです。
Q. 何個見える?
A. 理想条件のZHRは約15。国内の実視では暗い場所で毎時5個前後、条件が揃えば二桁が狙えます。
Q. 都市部でも見える?
A. 明るい都心でも「明るい流星」は見えることがあります。建物影響の少ない高台や河川敷で。
Q. 子ども連れの注意点は?
A. 最低限の防寒、温かい飲み物、短時間の観測計画。早めに切り上げる判断基準を決めておきます。

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